Wordで小説・自分史・エッセイを作る時の基本設定
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
Wordはテキストが主体の原稿を作成するのに適したアプリケーションです。ここでは、小説、自分史、エッセイ集、日記集など、読み物に適した設定を紹介します。
基本操作
WordはPDFに書き出す時にサイズを変更できないので、原稿制作を開始する時に印刷したいサイズにページサイズを設定しておく必要があります。
まずは「ファイル」の「ページ設定」を開き、「用紙サイズ」のプルダウンメニューからA4、A5など、冊子にしたいサイズを選びます。その際、文庫版の「A6」や単行本の「B6」などは設定がないことがあるので「カスタムサイズの管理」で新しいサイズを作成します。
単行本と同じ B6一段設定
自費出版の小説や自分史などの定番サイズのひとつが、書店に並ぶ単行本と同じB6サイズです。B6は横128mm、縦182mmです。
四方の余白は15~20mm程度が望ましいです。ページ数が多い冊子の場合は、ノド(内側)の余白を多めに設定しておきましょう。
ページナンバーを入れることを考慮して、下の余白を多めにとって、上15mm、下20mm、ノド(内側)20mm、小口(外側)15mmとします。
単行本サイズの文字の大きさは、9~9.5pt程度が一般的です。
行送りの数値が本文サイズより0.5~1pt大きく、行送りの数値が本文サイズより150%以上であることが読みやすいレイアウトの基本です。
本文サイズ9.5ptの場合、以下の通りに設定すると、画像のように程よくまとまります。
文字数:39
行数:17
文庫本と同じ A6一段設定
一般的に文庫サイズと呼ばれるのは、横105mm、縦148mmのA6です。本文サイズとしてよく見られる大きさは、8.5~9pt程度です。紙面が小さいと、文字も少し小さい方が読みやすいです。余白も少し小さく設定します。
本文サイズ8.5ptの場合、以下のように設定すると読みやすいです。
余白:上13mm、下17mm、ノド(内側)17mm、小口(外側)13mm
文字数:37
行数:15
同人誌におすすめ A5二段設定
同人誌やアンソロジー、文芸誌などの定番はA5の二段組です。二段組にすると小さめの文字でも読みやすくなるので、1ページあたりの文字数を多く設定でき、ページ数を節約できます。
本文9ptで以下の設定にすると標準的な印象です。
余白:上15mm 下20mm、ノド(内側)20mm、小口(外側)15mm
文字数:25
行数:22
情報量が多いアンソロジーや雑誌の場合は、8.5ptまで下げて三段組にしてもいいでしょう。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。