webで発表した論文のPDFを入稿データにする
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
PDFはPortable Document Formatの略称で、Adobe社が開発した電子文書形式です。その名の通り送受信が楽にできるファイルで、パソコンや携帯電話など、大抵のデバイスで表示できます。論文をウェブ上にアップする際も、PDF書き出しが一般的です。そのPDFは、実は印刷用の入稿データとしても転用できます。
入稿データの形式や入稿方法は印刷所によって様々で、IllustratorやInDesign、Photoshopなどの使用アプリケーションやバージョンも細かく指定されています。イシダ印刷はPDF入稿を推奨しているので、webアップ用に作ったPDFをそのまま入稿データにできます。
塗り足し、トンボは必要?
塗り足しは、原稿の四方外側に3mm程度地を伸ばすことを指します。地色が白であれば、何もする必要はありません。トンボは紙を切る位置を指定したマークです。
印刷所によっては、塗り足しとトンボを必ずつけないといけない場合がありますが、イシダ印刷は余白が白のデータであればページサイズぴったりのPDFを作成すれば大丈夫です。トンボもつける必要はありません。
塗り足しが必要な原稿は、紙の端まで写真や色、模様が入っているデザインのものです。紙の端ぎりぎりまで綺麗に色を印刷したい場合は、原稿の外側まで色を多めにつける必要があります。
文字、罫線、画像をチェック
Wordで打ち込んだ文字や罫線、Excelで作ったグラフなどは、基本的にどんな大きさに拡大してもきれいに見えるデータです。いくつかの座標を結んで形を表現しています。そういった拡大可能な線、図形はベクターデータといって、データのサイズは軽いですが、そのまま高品質印刷用に転用できます。
印刷の際に気をつけなくてはいけないのは「JPEG」や「PNG」などの画像データです。こちらは小さな単色の四角を沢山並べることで複雑な色彩を表現しているので、元データを拡大するとぎざぎざして画像が荒くなります。写真やロゴを論文に貼り付けている時は、必ず解像度を確認しましょう。
PDFの作り方
PDFファイルの作成方法はいくつかありますが、ポピュラーな方法は二つあります
- Wordなどのアプリケーションから「名前をつけて保存」でPDFにする。
- Acrobatで「PDFを作成」からファイルを変換する。
文字や罫線のみのシンプルなPDFであれば、そのまま入稿データにできます。しかし貼り付け画像の解像度が粗い場合は、高解像度で作り直す必要があります。貼り付ける画像をあらかじめ使用サイズの350dpi以上のものを用意し、アプリケーションの「環境設定」で解像度を350dpiに設定してPDFを書き出せば完了です。
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