PP加工の自作【超かんたん編】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
PP加工を自作する
PP加工の自作についてPP加工の自作【表紙カバーがある本の場合】(PP加工風)、PP加工の自作【表紙カバーがない本の場合】(PP加工)とご紹介してきました。
なぜPP加工をしたいのか、その目的をおさらいしておきましょう。
- 表紙カバー、帯を保護すること
- カバーがずれないようにすること
これを解決する方法がPP加工であり、PP加工風の処理だったわけですが、どちらも専用のフィルムや手間が必要になります。
今回は番外編として「超かんたん」な方法を紹介します。
以下の方法は、本に対して少々乱暴なことをおこなっています。また、完璧に仕上げるのがむずかしく失敗すると復元できないので、貴重な書籍には行わないで下さい。
①表紙カバーがある本の場合
表紙カバーを両面テープで書籍に貼り付けます。
上の画像のように、付箋の箇所に両面テープを貼ると、ストレスなく読書ができます。
両面テープを貼る箇所は適当でかまいませんが、背表紙まわりは角をまたぐように念入りに貼ってください。
両面テープを貼る位置
両面テープを貼る面積が大きいほど、見た目はきれいになりますが、表紙カバーの貼り付けがむずかしくなります。両面テープの位置決めは慎重におこないましょう。
下の画像は、表紙カバーを書籍に貼り付けた後です。
きれいに貼ることができましたが、数ミリずれてしまいました(下の画像)。
表紙カバーを書籍本体に貼り付けて固定しているので、このズレを修正することはできませんのでご注意ください。
②表紙カバーがない本の場合
透明ビニールテープを書籍本体に貼り付けます。
ビニールテープはセロハンテープよりも劣化がすくなく、数年経っても変色することはありません。
ただし、まっすぐに貼るのがむずかしく、見た目はあまりよろしくないのが難点。
上の画像は、ビニールテープの折り返し処理に失敗しています。
これまでに紹介したものの中で、この方法は最もおすすめしないやり方ですが、最もかんたんにできますので、「読んだら捨てる」程度のやすい本でお試しください。
まとめ
PP加工を自分でやるときは、できるだけ専用のフィルムを使いましょう。(PP加工の自作【表紙カバーがない本の場合】でご紹介した方法)
そこまでの品質を求めない場合は、両面テープやビニールテープで代用できなくもないですが、仕上がりはそれなりの見た目になります。
PP加工の自作 注意点
自分でPP加工をしようとすると、本を台無しにする可能性もあります。
作業をするまえに、このような処理が本当に必要かどうかを見極めましょう。作業にあたっては、失敗してもいい本を用意したうえで自己責任でおこなってください。
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