egword Universal 2の使い方「禁則処理」
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目次
禁則処理とは?
「禁則処理」とは、行頭・行末にきてはいけない禁止文字や記号を決まりに則って処理することです。
主な禁則文字・記号は以下の通りです。
行頭にきてはいけない文字・記号
- 句読点(、。)
- 長音符(ー)
- 促音(っ)
- 拗音の添字(ゃゅょ)
- 終わりの括弧類( 」 〉など)
行末にきてはいけない文字・記号
- 始めの括弧類(「 〈 など)
行をまたいではいけない文字・記号(分離の禁止)
- 2マス分使用する文字や記号
egword Universal 2の禁則処理
egword Universal 2では禁則処理の設定ができます。
メニューバーの「書式」→「禁則」で禁則の強度を「オフ」「強い禁則」「弱い禁則」の3段階から選べるようになっています。
それぞれどのような表示になるか、見ていきましょう。
※以下の画像はレイアウト設定に「原稿用紙」を指定、「句読点」の設定を「禁則に従う」としています。
①オフ(禁則なし)
禁則処理をおこなわない「オフ(禁則なし)」は、入力した文章がそのまま1マス1文字(全角)で表示されます。
下の画像では、3行目で読点が行頭にきていますが、これが禁則にあたるわけです。
それでは、この文章に禁則処理を適用してみましょう。
②弱い禁則(句読点や括弧類に禁則を適用)
2行目の行末に1マス分の空白が置かれ、3行目1マス目にあった読点が2マス目に送られました。
このように「弱い禁則」では句読点や括弧類についてのみ処理がなされます。
たとえば、「始めの括弧」を行末(下の画像3行目行末「あ」の次)に追加すると、禁則処理が適用され次行の行頭に送られます。
しかし「弱い禁則」は、次のような文字(下の画像3行目行末「か」の次に長音符を追加)に対する処理はなされません。
③強い禁則(すべてに禁則を適用)
「強い禁則」では、句読点や括弧類にくわえて、ほかの禁止文字に対しても禁則処理がなされます。
上の画像のように、行頭に「長音符・促音・拗音の添字」がくる場合も、前行の行末に1マス分の空白が追加され、行頭から2マス目に送られます。
禁則処理をすると原稿用紙に「空白のマス」ができる?
禁則処理とは特定の文字、記号などを行頭・行末に表示させないようにして読みやすくする機能ですが、egword Universal 2では禁則処理だけでは不十分なようです。
「原稿用紙に禁則処理を適用すると、無用な空白が生まれてしまう」
という問題があるのです。
行末にぼこぼこと空白のマスができてしまいます。この現象は原稿用紙の性質上やむを得ないことではありますが、なんとかならないのでしょうか(なります)。
egword Universal 2は、句読点について禁則処理とは別に「句読点の設定」から3段階の処理を選ぶことができます。
egword Universal 2の使い方「句読点のぶら下げ」とegword Universal 2の使い方「レイアウトグリッドで原稿用紙を設定する」では、空白のマスができる問題の解決方法をご紹介しています。
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