A6サイズで無線綴じを作る際の注意点
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「無線綴じ」とは、本文を表紙でくるみ、特殊な糊で背表紙を圧着した製本方法です。
「ソフトカバー」「ペーパーバック」などとも呼ばれます。文庫本や雑誌など、商業印刷でも広く用いられている製本方法です。
手のひらにおさまる持ち運びのしやすい冊子を作りたい方は、文庫本と同じA6サイズがおすすめです。
小説や自分史などの読み物には勿論最適ですし、ハンドブック、マニュアル、取扱説明書、しおり、ブランドブックなどにも使えるサイズです。
A6サイズはどんなサイズ?
A6とはA4サイズを4分割したサイズです。当然、A4サイズよりは入る情報量が少ないのでページ数が嵩みがちですが、手のひらサイズで持ちやすいのでページ数が多くても苦になりません。
適切なフォントサイズは、A4で原稿を作る場合とあまり変わりません。本文のフォントサイズは8~9pt程度が見やすいでしょう。注釈や写真のキャプションなどは一回り小さい6~7ptくらいが適切です。文字詰や行間の調節で入れられる文字数は大きく変わります。商業出版の小説の文庫本は、大体1ページあたり500~800文字くらいです。
原稿用紙400枚の長編小説なら、200P~320P必要ということになります。
ノド、小口、天地の余白が重要
ノドとは、見開きの中央綴じ部分のことです。小口は開く方、天地は上下です。
小口、天地の余白は好みにもよりますが、10mm以上あれば問題なく読めます。上品で洗練された印象に仕上げたい時は、さらに余白を大きくします。
無線綴じ冊子を作る際に注意しなくてはいけないのはノドです。
無線綴じ製本は、ノドが数ミリ吸い込まれて見づらくなるので、ノドに余白を設定する必要があります。ページ数が多ければ多いほどノドの吸い込みは大きくなります。
どんなにページ数の少ない冊子でも、無線綴じの場合はノドの余白は15mmは必要です。
50ページ以上なら20mm、100ページ以上なら25mmあると読みやすく仕上がります。
入稿前にプリントアウトしてバランスを確認する
A6サイズは小さいので拡大して原稿制作をすることが多いかと思います。拡大して作っていた原稿をいざ印刷してみると「文字が小さすぎる」「行間が狭すぎる」「余白が狭すぎる」「画像が見えにくい」など、ギャップを感じることが多々あります。
パソコンのモニターで原寸表示(100%)しても、実際の紙の大きさと微妙にずれています。入稿前に自宅やオフィスのプリンターで原稿を印刷し、文字や余白のバランスをチェックすることをおすすめします。
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