A4サイズの冊子をA6サイズに縮小する時の注意点
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
A4サイズの冊子をA6サイズにする際、面積が四分の一になるのでそのままのレイアウトでは入れられません。以下のポイントに気をつけてレイアウトし直す必要があります。
フォントサイズはあまり変わらない
A4サイズの資料の適切な本文フォントのサイズは8pt~10pt程度です(子供向けの教科書やテキストは11pt程度まで大きくする場合もあります)
A6サイズは縦幅も横幅もA4の半分ですが、適切なフォントサイズはあまり変わらず8~9pt程度です。つまり単純縮小はできず、文章を流し込み直す必要があります。
A4サイズの紙面より、行間はやや狭くしても読めますが、それでも文字の幅の1.5倍(文字が8ptなら行間は12pt以上)は最低でも確保したいので、あまり文字数は詰め込めません。
図解やグラフの文字サイズと罫線に気をつける
印刷における最小可読サイズは、5ptです。それより小さいフォントは可読性を損ない、紙質や色によってはうまく印刷できない場合もあります。地図やグラフ、概念図など、イラストデータと文字が一体になっているデータを縮小する際、図版内の文字が最小サイズを下回らないように注意しましょう。
また、罫線にも気をつける必要があります。印刷に耐える太さはベタ色(黒、金赤など)で0.25ptまで。薄い色だと0.5ptは必要です。それをを下回ると綺麗に印刷できない可能性があるので、個別に細かくデータを調整する必要があります。
要素の再配置
複数の段組みや多くの画像を使用している場合、スペースが限られるため、再配置が必要になります。ページ間のバランスを考え、必要に応じて内容を分割するか、省略を検討します。
例えばA4サイズでは本文を二段や三段にすることがよくありますが、A6だと一段が一番見やすいです。図版も複数詰め込むと要素が小さくなりすぎるので、1ページにつき1~2点が適当です。
また、余白も単純縮小で小さくすると、全体が窮屈に見えることがあります。余白を適切に保つことは、美しいレイアウトの重要ポイントです。A6であっても四方の余白は10mm以上、段落や図版と文字の余白も5mm以上は確保するといいでしょう。
画像の細かさ
大きなサイズから小さなサイズにする場合、画像解像度は気にしなくても大丈夫ですが、写り込んでいるものが細かすぎる場合、小さくすると見えにくくなることがあります。大人数の集合写真や地図、遠景の風景など、そのサイズでもきちんと視認できるのか、家やオフィスのプリンターで出力しながら確認するといいでしょう。必要に応じて、画像のトリミングや、説明の追加を検討してください。
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