A4サイズは、国際規格として認められた、最もポピュラーな用紙サイズです。特にオフィスで飛び交う書類はほぼ全てA4といっていいでしょう。多く使われている用紙は入手しやすく、価格もリーズナブルに抑えられます。スーパーやコンビニでも確実に手に入る判型はA4くらいしかないといっていいでしょう。

チラシやパンフレットも大抵A4ですし、ネット印刷の判型で最も多いのもA4です。

 

A4はどんな寸法？

A4サイズの寸法は、210×297mmです。

横と縦の比率は1：√2（ルート2）という「白銀比」と呼ばれる比率になっています。このサイズは何度二つ折りにしても同じ比率に仕上がり、A4を二つ折りにしたサイズはA5、A5を二つ折りにしたサイズはA6になり、どれも同じ比率です。

一つのサイズが複数のサイズを作ることができるのは非常に効率がよく無駄な紙が出ません。

また、細すぎず太すぎず、目に心地いい比率とされています。

 

A4を様々な本と比較

A4の冊子は、実は書籍の中では大きい方です。

たとえば商業書籍の主なサイズは以下のようになっています。

 

小説の単行本	B6（128✕182mm）
漫画の単行本	B6（128✕182mm）
小説・漫画の文庫本	A6（105✕148mm）
漫画雑誌	B5（182✕257mm）
文芸雑誌	A5（148✕210mm）

 

A4と同等の大きさは、ファッション雑誌や写真集、画集などの美術書です。

文章中心の書籍でも、学術系の書籍はA4で作られることがあります。娯楽ものは大抵手のひらサイズでコンパクトに収まるように設計されています。

同人誌もA5かB5が一般的です。

 

A4は鞄に入る？

書類やファイルのほとんがA4なので、ビジネスバッグはメンズ、レディース問わずA4を横にして入れられるようになっています。しかしカジュアルなトートや、装飾性の高いハンドバッグはA4を折らないと入らない可能性が高いです。そのため、イベントやコンサートなどのパンフレットは折って収納することを考えて、ページが多くなりすぎない中綴じ冊子でコンパクトに作られることが多いでしょう。

 

 

A4を入れる封筒はある？

A4がぴったり入るのは角形2号です。コンビニなどにもよく置いてあるポピュラーなサイズです。

角形0号はさらに大ぶりで、B4も入ります。

角形3号など、2号より数字が大きくなると小さくなっていくので、気をつけましょう。

しかし角形A4号という商品名がつけられていることもあります。

 

 

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