論文集や小説に wordでPDF入稿 その2
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
最初にページサイズを決める
まず最初に、冊子のサイズを決めてwordのドキュメントサイズを設定しましょう。
サイズはあとから変更することも出来ますが、用紙の大きさを変えても文字や図の大きさは変わらないため、レイアウトが崩れてしまいます。例えばA4で作っていた原稿をA5に変更すると、3行で入っていた文章が4行になってしまったり、ページをまたいでしまったりして、デザインが大幅に崩れます。特に図や写真を多く使った原稿の場合、図がページからはみ出たり、説明文が不自然に回り込んで格好悪くなってしまう可能性が高いので、冊子の作成サイズをきちんと決めて正しく設定してから作り始めましょう。
長編小説や文字が中心の論文などは、一度書ききってからページサイズや余白の広さ、フォントの大きさなどを調整しても良いですが、「……」や記号、文末の一文字だけページをまたいだりしていないかどうか、再度全ページ目を通す必要が出てきます。ページ数が多ければ多いほどチェックには時間がかかり、ミスも多くなるので、やはり最初から決めておくことをおすすめします。
ページサイズの設定
wordの場合、「ファイル」から「ページ設定」を選択します。
そして用紙サイズを作りたい冊子のサイズにすれば完了です。
A4やB4などの規格サイズ以外の特殊なサイズで制作する場合は、「カスタムサイズを管理」を選択し、数値を入力しましょう。
塗りたしをつけたい場合も「カスタムサイズの管理」を選択し、作成したいサイズより四方3ミリ伸ばしたサイズに設定しましょう。
塗りたしとは?
図のように、断裁サイズの外側にも下地の色や図形を描くことを「塗りたし」といいます。
白地で、画像も文字も内側に収まっている場合は塗りたしは必要ありませんが、紙のキワまで色ベタや画像、イラストなどがある場合は塗りたしを作りましょう。塗りたしがなくても印刷製本できますが、ページの端に余分な白が出てしまう場合があります。
紙は温度、湿度、インクの乗り方によって収縮するので、断裁サイズと印刷サイズをぴったり揃えることはかなり難しいです。たとえばA4サイズぴったりの画像を印刷しても、ほんの少しだけ大きくなったり小さくなったりします。それは肉眼ではわからないくらいの誤差ですが、紙のキワまでグラフィックがある場合、断裁ズレが生じて汚くなってしまいます。
しかし断裁サイズより少し大きめに画像を作っておけば、紙のキワまで色が画像が印刷されたきれいな印刷物になります。その際、塗りたしの部分に見せたい絵柄や文字がかからないように注意しましょう。
さらに、余白の白が出てしまうのと同じ理由で、断裁する際にグラフィックの少し内側を切ってしまうこともあります。大事な文字情報が断ち落されてしまわないように、大事をとって文字は内側3mm以内に収めるようにしましょう。本文は少なくとも10mm以上内側に配置しましょう。
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