論文印刷の最適な設定「余白・フォントサイズ・用紙」
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
論文のような情報量の多い長い文章は、印刷した紙の冊子で読みたい人が多くいます。
しかし、ネット印刷や印刷会社を使ってきれいに印刷製本された論文も、「残念な設定」のために読みにくくなってしまっていることがあります。
冊子になって読む論文の原稿は、読むのに適した設定でデータを作って、見た目にも洗練された美しい論文に仕上げましょう。
卒論、論文の印刷製本を注文する―価格の目安、表紙と本文におすすめの用紙
余白をしっかりとる 基本15mm、20~25mmあれば◎!
読者に文章を読んでもらうには余白がとても大切です。
紙の端まで文字がぎっしり並んで、ページ全体に埋まっているような文字組みでは、読むのを負担に感じて後回しにしてしまいたくなりますね。
論文はA4かB5での印刷が大半かと思いますが、A4かB5のページの余白は最低でも四方15mmは必要です。
長文が何ページも続くなら、20~25mm以上あってもよいです。
Wordは初期設定で20mm程度の余白が設定されています。
論文印刷にも選ばれる無線綴じ製本の場合、ノド(ページの内側)の綴じこまれている部分は文字が読みづらくなります。四方15mmを基本に、50ページ以上は20mm、100ページ以上は25mmの余白があると余裕があり、問題なく読みやすい論文になります。
余白を減らして文字数を増やすとページ数を少なくできますが、読みにくくならないように余白はしっかり残しましょう。
関連記事:無線綴じの余白は「ノド」に注意!余白は何mmに設定すればいい?
本文のフォントサイズは9~11pt
パソコンやスマートフォンの文字サイズは、ディスプレイのサイズによって変わります。
ディスプレイではちょうどよく見えていても、印刷すると大きかったり小さかったりします。フォントサイズの原寸を把握しておきましょう。作成途中の原稿や同じ設定の文書を一度プリントアウトして、実際に目で見てみるのをおすすめします。
概ね、本文で読みやすいフォントサイズは9~11ptくらいです。
フォントサイズと実寸の目安は次の通りです。
9ptは本文のフォントサイズとしては小さめで、会社案内やパンフレットなど、ビジュアル要素の多い冊子向きです。
論文は10ptか10.5pt程度で書かれることが多いでしょう。
タイトルや見出しなどは、本文より大きいフォントサイズを設定します。本文と明確に差別化するために、タイトルや見出しには本文より少なくとも2pt以上の差をつけてを使いましょう。
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失敗しない論文の本文用紙の選び方
論文を印刷する時のおすすめは上質紙です。
さらさらした質感の白いプレーンな紙で、ノートやコピー用紙と同じ手触りです。筆記性も高く、鉛筆や水性ペンでの書き込みもできます。
商業印刷をはじめ、幅広い冊子の本文に使われています。
厚さは70Kがちょうど薄手のコピー用紙と同じくらい、もう少し厚みをもたせたい時は90Kを使います。
モノクロの文字やグラフが中心となる論文は、カラー印刷向きのコート紙をあえて使う必要はありません。高級だからといって読みやすくなるわけではなく、テキスト系の冊子に適した紙を選ぶことが重要です。
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