本の各部13の名称|花ぎれ、小口、ノド、天地など
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
書籍や冊子には各部分の呼び名があります。
印刷製本の専門用語で、本の加工についての用語も含まれます。それぞれの特徴を知ることで、本作りのアイデアが生まれ、装丁は本全体の美しさや高級感を高めます。
また、印刷会社とのやり取りもスムーズになることでしょう。
本の各部分を表す用語、名称
① 花ぎれ
背の接着面に貼り付けた布。「花布」とも書く。
補強のために付けられていたものだが、現在は主に装飾用。
② しおり(スピン)
布製のしおりです。花ぎれと背の間に糊付けされています。
「スピン」とは日本独特の呼び方で、英語ではブックマークまたはブックマーカー。
③ 天
本の上部分
④とびら(扉)
全体を「章」などで分けた場合、その前後をわけるために入れるページ(用紙)。
一般的にタイトルや見出しなどが印刷される。
イシダ印刷では扉のオプション加工についての記事はこちらです。
本の扉(とびら)って何?役割や使い方のコツ~オプション加工について知ろう(1)~
⑤小口(前小口)
本を開く側の手前部分
⑥ 地
本の下部分
⑦背
本を綴じてある部分で本の背中、外側。
背幅は表紙と本文の用紙の種類、ページ数によって変わります。
無線綴じ冊子用に、本文・表紙の種類、本文のページ数を選択すると背幅(mm)を自動表示するツールです。
背幅のデザイン、原稿作りにご利用ください。
⑧のど
本の綴じ側。小口の反対部分
⑨⑬見返し(効き紙、遊び)
表紙と本文の用紙をつなぐ部分に接着される紙。一般的には表紙や本文とは違う色の紙を使用される。
「効き紙」は表紙側に貼り付ける部分、「遊び」は本文側の貼り付けていない方の部分を指す。
イシダ印刷では「色上質厚口」「色上質特厚口」「上質70K」「上質90K」の4種類から遊び紙を選べます。
無線綴じ冊子の「見返し加工」とは?使い方や印刷製本価格~オプション加工について知ろう(5)~
⑩かど
表紙の隅の直角部分。
通常は90度に仕上げるが、丸くする「角丸」「丸隅」や、洋装書などに施されることがある革やクロースを貼り付けた「角革」、金属を貼った「角金」などがある。
⑪カバー
表紙を覆うようにかけられる紙。
本の印象を決める役割が大きく、デザインや質感にこだわりが求められる場合が多い。
「ジャケット」とも呼ぶ。
⑫帯
表紙の上に巻く細い紙。
本のキャッチコピーや推薦文など宣伝文句を書く。
書店に流通させる場合には必要。通称「腹巻き」。
本には、意外に多くの名称が付けられた部分があります。
本の加工技術が発達し、技工を凝らした装丁も生まれ、美しい本を仕上げることができるようになりました。
イシダ印刷で取り扱いのある加工には、扉や見返し、穴あけ以外に「表紙PP加工」や「片袖折り」「ブックカバー、帯」「箔押し」があります。
書籍、冊子づくりの装丁にぜひご検討ください。
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