色彩の基本要素
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
デザインにおいて重要なのは色彩です。また、写真集、作品集、アルバムは勿論、会社案内や資料集、テキストなど、様々な冊子に登場する写真やイラストの色調も冊子の印象を大きく左右します。見やすくて美しいデザイン、綺麗な写真、原本に近いイラストや絵画を印刷するためにも、色の基本を抑えておきましょう。
明度
明度とは、その名の通り明るさを表す言葉で、白に近い方が明度が高く、黒に近い方が明度が低いといいます。カラー印刷はCMYKの4色で表現されますが、Y100%のイエローよりも、C100%のシアンの方が明度が低いです。M100%のマゼンタはさらに暗く、K100%が最も暗い「黒」です。
明度の差が大きい色彩を「コントランストが高い」といって、その最たるものが白と黒です。文字が読みやすいのはコントラストが高い組み合わせです。白地に黒が最も読みやすいですが、黒と黄色、赤と白、青と白なども定番です。
明度が明るい順番にY→C→M→Kとなりますが、CとMは明度が近く、一見正反対の色ですがコントラストの低い組み合わせです。C100にM100の文字や図を印刷するとかなり読みにくくなるので、注意しましょう。
彩度
彩度は色の鮮やかさの度合いで、にごりのないY100、M100、C100が最も彩度の高い状態です。彩度が高い色は派手で目をひくので、明度が低くても明るい印象を与えます。赤やショッキングピンクなどは白黒変換すると明度は低いのですが、刺激的で発光しているような印象になります。原色に黒や白、補色を混ぜていくと彩度が低くなり、落ち着いた印象になります。彩度が低いと「暗い」印象にもなるので、写真やイラストが「暗い」と感じたら、明度だけでなく彩度も上げる必要があります。冊子に使う画像やイラストは彩度を同じくらいに揃えた方が統一感が出ますが、デザインではグレーと赤、茶色と黄色など、彩度が違う色をうまく使うことによって見やすくなります。
色相
色相は赤、青、黄などの色味を表現します。彩度でも明度でもなく「赤っぽい」とか「青っぽい」などと表現するような色合いの違いです。
光の波長の違いによって、図のような色相環で表現され、隣り合う色が近似色で、向かい合う色が正反対の補色です。一般的に、近似色を使ったデザインは調和のとれた印象を与え、補色を使ったデザインは派手で強い印象になります。
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