縦書きのWord原稿の見栄えをUPするテクニック
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
自費出版の小説、エッセイ集、自分史、追悼集など、縦書きの原稿は一手間を加えるとぐっと読みやすくなります。特に小説や文芸誌、詩集など、読者が縦書きの書籍に見慣れている場合は細かなところまで見られるので、丁寧に直していきましょう。
数字を縦にする
縦書きの文章で一番気になるのは、アラビア数字の扱い方です。小説やエッセイなど、縦書きの文章は通常「一、二、三」「十、百、千、万」などを使って漢数字で表現します。しかし、固有名詞や桁の多い数字、日付など、どうしてもアラビア数字を使いたい時があります。
半角数字を入力すると、数字が90度回転して倒れた形で並んでしまいます。一番簡単な解決方法は、全角で数字を入力することです。
半角と全角は微妙に文字のサイズや形が違うので、どうしても半角を使いたい時は「拡張書式」で「縦中横」を使います。
縦中横はアラビア数字にかかわらず、選択した文字列を90度回転させられます。複数文字選択すると、まとめて横並びになります。あまりにも長いとはみ出してしまうので、必ず「行の幅に合わせる」をクリックしましょう。「すべて適用」を選択すると、文中の同じ文字がすべて回転します。しかし、全角数字を打った時とは見え方がかなり変わってしまうので、同じ文章に違う方法を混在させるのはやめましょう。
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1、2、3の文字を1文字ずつ選択して「OK」をクリックすると、全角で入力した時と同じように縦向きで縦並びになります。
横書きのままの方が見やすい英語、長い数字
図のように、日本語の中に数字や記号が混ざっている場合はそれぞれ縦中横にした方が読みやすいです。「14日」のような日付の二桁は、全角で縦並びよりも半角で縦中横にした方がいいでしょう。
一方、英単語を縦向きに並べるとかなり読みにくいので、数字と一緒に横書きにした方がスマートです。
桁の多い数字も横に倒したままの方が読みやすいです。
行間を広げずにルビを振る
ルビを挿入すると、行間が広がってしまいます。長文の場合、このまま放置するのはやや不恰好です。
まず、ルビは「拡張書式」から挿入し、ルビの文字サイズや文字に対してどのように配置するかを選択できます。この時、ルビのフォントサイズをきちんと把握しておきましょう。仮に「5pt」とします。
本文を10ptに設定した場合、ルビと本文で15pぶんの幅をとることになります。さらに次の行との間隔が3pt程度はほしいので、行間は18pt必要です。
まず、文書を選択して「拡張書式」から「段落」ウィンドウを出します。
「行間」を「固定値」に変更し、先ほど計算した本文+ルビ+間隔の18ptを「設定値」に入力。
下の「間隔」の項目の「行間」がデフォルトでは「1行」になっています。このままだと、いくら「文字数と行数」で行間を指定しても、ルビのぶんだけ行間が広がってしまいます。
「行間」を「固定値」に変更し、先ほど計算した本文+ルビ+間隔の18ptを「設定値」に入力。
すると行間が均一になります。
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