紙選びが変える印刷物の印象
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
印刷物を手に取ったときの第一印象は、デザインだけでなく、紙の選び方によっても大きく変わります。紙の質感や厚み、色味が適切であれば、読み手に深い印象を与えることができます。本記事では、紙選びが印刷物に与える影響と選び方のポイントを解説します。
目次
紙の質感の違い
紙の質感は、触ったときの感覚や見た目に直結します。
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光沢感のある紙
つるつるした光沢のあるコート紙やアート紙は写真やイラストを引き立て、派手で高級感のある印象に仕上げます。
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セミマットの紙
微細なエンボス模様で光沢を抑えたマットコート紙は、コート紙よりも落ち着いた印象で、上品な印象に仕上がります。
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マットの紙
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特殊加工紙
ざらつきや布目のある紙は、個性や独自性を表現したい場合に最適です。
質感の選び方次第で、印刷物の印象は大きく変わります。ターゲット層やブランドイメージを考慮して選ぶことが大切です。
紙の厚みの違い
イシダ印刷の本文の取扱用紙をざっくり三種類に分類すると、以下のようになります。
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薄手
上質紙70K、書籍72.5K、色上質中厚口、コート紙・マットコート紙90K
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中厚手
上質90K、書籍90K、色上質厚口、書籍用紙90K、ラフ書籍71.5K、ホワイト書籍65.5K、モンテシオン70.5K、モンテルキア81.5K、コート紙・マットコート紙110K
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厚手
上質紙110K以上、色上質最厚口、コート・マットコート135K以上
薄手の用紙は、コピー用紙やノートの本文と同じくらいの厚さで、めくりやすく軽やかな印象です
中厚手の用紙は、薄手よりもほんの少ししっかりした質感ですが、ページものの本文としても違和感のない捲りやすさと軽やかさもあり、少し高級感を出したい時におすすめです。
厚手の用紙は基本的に表紙向けですが、ページ数の少ないパンフレットや楽譜、メニューなどで使われることもあります。
印刷物の目的に合った紙選び
印刷物の目的や用途によって、適切な紙を選ぶことが重要です。
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パンフレットやカタログ
高級感を出すために、写真やビジュアルを綺麗に印刷できるコート紙やマットコート紙を選ぶといいでしょう。表紙には、コート紙の上級バージョンであるアート紙を使用することも多いです。
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マニュアルやセミナー資料
社内や学校内などで手軽に配布する場合は、安価で薄手の上質紙が適しています。
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文集やアルバム
記念となる冊子は表紙に重厚感が必要なので、レザックや新・清流 じゅんぱくなどの、エンボス模様や地色のついた特殊紙を表紙に選びます。
印刷物の目的を明確にし、それに合った紙質を選ぶことで、メッセージを効果的に伝えることができます。
まとめ
印刷物の印象を大きく左右する紙選びは、デザインと同じくらい重要です。目的に合った紙を選ぶことで、伝えたいメッセージをより効果的に届けることができます。
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