紙のサイズの秘密1
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
冊子印刷をする際に、まず決めなくてはいけないのが「サイズ」です。正方形の絵本や細長い俳句集、規格サイズより少し大きい楽譜など、自由にサイズを決めることが出来ますが、特にこだわりがなければA4やB4など、規格サイズから選ぶのがお得で、注文も簡単です。
・規格サイズとは
日本の印刷会社の言う「規格サイズ」とはJIS(Japanese Industrial Standards)によって定められた日本国内の工業製品全般に適用される標準サイズのことで、A規格やB規格、菊判や四六判、ハトロン判などもJISで規定されています。
家具や工具を買う時によく「JIS規格」という単語を目にしますが、「標準的なサイズ」という意味です。紙も板も釘も、作ろうと思えば自由なサイズで作れますが、みんながバラバラの大きさのものを使っていると、他の製品との互換性がなかったり、使用したいサイズの品物が手にできずに損をしたりします。JISでは大きさや強度などが細かく規定され、それに則った製品であれば全て同じ機能を持つということになります。
・日本工業規格と世界規格の違い
「JIS」と同じくらいよく見かける単語に「ISO」というものがあります。ISOとはInternational Organization for Standardizationの略で、国際標準化機構といいます。紙だけでなく鉄工業や農業、医薬品_等の産業の国際規格を作成しています。分野によってISOのあとに数字が付けられており、紙の大きさを規定しているのは「ISO 216」です。
A判は国際規格「ISO 216」に沿っている世界標準の紙のサイズですが、実はB版は日本国内とアジアの一部の国でしか使われていない用紙サイズです。ISO 216にはBシリーズもありますが、日本のB版とはサイズが異なります。
- 日本のB0=1030×1456
- ISO 216のB0=1000×1414
このように、微妙な違いがあるので海外でも使用する印刷物を作ったり、海外で印刷を発注する時には注意が必要です。
国内の企業でも、ビジネスの場で使われる書類や資料集などはほとんどがA4サイズです。国外でも使用する印刷物を作る時は、A規格で作っておいた方が後々便利になるでしょう。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。