本に特別な輝き「箔押し」の魅力と効果

本の装丁に施す箔押しは、表紙まわりのデザインを華やかに際立たせて高級感を演出できます。

金や銀の箔がもつ最大の魅力は、インクの4色印刷では決して表現できない輝きです。表紙や背表紙、カバーの文字やデザインに箔押しを少し追加するだけで見違える仕上がりになります。

 

また、箔はとても薄い素材で、紙の紙質によって微妙に風合いが変わります。
レザックのような凸凹のある紙に箔押しすると、箔の存在感をより際立たせます。

 

高級感のあるテクスチャーの箔押しは、価格面では割高なイメージのある加工です。実際にどのくらい費用がかかるのか？安くできる方法はあるのか？検討していきましょう。

箔押し加工（表紙、金・銀）

箔押しの色、選べる用紙（イシダ印刷の場合）

イシダ印刷の冊子印刷では「オプション加工」で表紙に箔押しが追加できます。

色は金、銀の2色。
箔押しできるサイズは最大100平方センチメートルまでです。

冊子の表紙、背表紙や裏表紙に箔押しを施すことができます。

表紙の箔押しには、様々な紙と厚みに対応しています。無線綴じ冊子の表紙には次の7種類の用紙からお選びいただけます。

上質紙	110K、135K
色上質紙（29色）	厚口、特厚口、最厚口
コート紙	135K
マットコート紙	110K、135K、160K、180K、220K
アートポスト	160K、180K、220K
マットポスト	220K
レザック66	175K

※冊子印刷お見積もり＆ご注文で箔押し非対応用紙が選択されていると、「対応していません」と表示されます。

 

箔押しの追加料金の目安

箔押しの追加料金は、箔の面積と冊子の部数で決まります。
箔押し単体の価格なので、冊子のページ数やサイズは関係ありません。冊子本体の印刷価格に、箔押し料金が追加されます。

 

例えば、36平方cmまでの箔押しを1ヵ所、100部の追加料金は10,600円、一冊あたり106円で箔押し加工を追加できます。
同じ条件で300部だと13,300円、一冊あたり44.3円とぐっとお得になります。

箔押し加工｜表紙に箔押しした冊子の印刷価格は？

 

箔押し加工を安くする5つのコツ

その1　まとまった部数で注文する

箔押しは判子のように、判型に金箔や銀箔を貼り付けて紙に圧着します。
この判型の制作にコストがかかるため、1部でも100部でも同じ10,600円が追加料金になります。箔押し加工はある程度まとまった部数で印刷注文する冊子で追加するとお得です。

 

その2　なるべく箔の面積を小さくする

「せっかく箔押しを追加するのに小さかったらよく見えない」と思うかもしれませんが、本の表紙まわりで36平方センチメートルの箔押しはかなり存在感のある面積です。
ロゴや文字などに箔を使えば小ぶりでもキラリと光る存在感を放ちます。

 

その3　冊子本体の印刷費を安くする―モノクロ印刷を上手に使う

箔押しの追加料金はある程度かかるとして、冊子本体の印刷料金をおさえることで印刷費全体を安くできます。
まず、印刷する色です。
印刷料金はカラーよりモノクロの方が安く設定されています。

モノクロのデザインでも箔押しをプラスするとじゅうぶんに華やぐので、表紙をモノクロ印刷にするとかなり価格を節約できます。

 

本文も、文字中心のページなどモノクロにできるところはモノクロにして本文のカラー・モノクロ混在印刷を使えば、カラー料金はカラーページだけなので、フルカラー印刷よりも大幅に印刷料金を安くできます。

本文のカラー、モノクロ混在印刷で損していませんか？半額以下も可能！イシダ印刷の独自価格

 

その4　冊子本体の印刷費を安くする―納期を長くする

納期は長いほど印刷価格が安くなります。
イシダ印刷でも2営業日から10営業日まで5つの納期コースがありますが、最短納期と最長納期では2倍近い価格差になることもあります。

冊子印刷の「納期」「締め切り」とは？納期別の価格も比較して解説

 

その5　冊子本体の印刷費を安くする―PDFで入稿する

PDF形式に変換、保存したデータで入稿すると、イシダ印刷では通常価格から10％OFFになります。
冊子印刷の条件はまったく同じでも、PDF入稿にするだけで安くなるので、必ずおさえておきたいポイントです。

 

5つの内どれか一つでも実行できれば、箔押し加工をした冊子の印刷費は安くなります。
最大限節約すると追加予算がなくても箔押しを指定した冊子に仕上げることができるかもしれません。

ぜひ箔押しを使った豪華な冊子作りに挑戦してみてください。
箔押しの具体的な注文方法やデータ作成方法などは箔押し記事一覧もご参照してください。

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