目次、インデックス、扉を使って冊子の検索性を高める【データ作成方法】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
多ページの冊子を読みやすく、わかりやすく
複数の執筆者が寄稿する論文集、マニュアル、報告書、記念誌、追悼集などはページ数が膨大になりがちですが、目次やインデックス、扉をつけたり、ちょっとした工夫で読みやすい冊子になります。
わかりやすい目次ページを作る
最初のページから順番に読むよりも、目当ての特集や、章、トピックから読みたい場合があります。
特に多数の執筆者を集めた論文集や記念誌、文芸誌などでは、何ページに誰の原稿が掲載されているか、目次でひと目で確認できるようにしましょう。
目次ページの位置と、ノンブル(ページ番号)
冊子の一番最初のページか、扉の次のページに、目次ページを作ります。
イシダ印刷ではWordの無料テンプレートがダウンロードできます。
目次や奥付がついたA4、A5、B5サイズの段組み、フォントサイズが選べる様々なタイプの冊子データがダウンロードでき、使い方もWEBサイトでご案内しています。
目次ページを作るなら、必ず本文ページに目次の記載と合致したノンブル(ページ番号)を付けます。
冊子データを編集している間に、掲載内容のページが前後することが度々起こります。
目次の記載と、ノンブル(ページ番号)が合致しているかどうか、チェックを忘れずに。
どのページに、どの内容(執筆者や章立てなど)を掲載しているか、常に記憶しておくのは多ページになるほど非効率なので、台割表を作って編集・変更ごとに情報を更新して、冊子全体を把握しておくと、とても便利です。
インデックスをつける
テキストや商品カタログ、単語帳、辞書など、章ごと、カテゴリーごとに小口(本・冊子を開いた外側、前小口のこと)に色がついていて、インデックスになっているデザインをよく見かけます。
目次を見なくても、冊子を開きながら知りたい情報へ最短時間でたどり着ける、読者の検索性、利便性を高める方法です。
商品カタログやマニュアルなどは、本文全体を通したインデックスに加え、表紙や、本文が始まる前のページに一覧があるとさらに便利ですね。(綴じ方向に注意しましょう)
データ作成で冊子にインデックスを付ける方法
印刷・製本してから、小口に色を塗る方法でインデックスを付けた本もありますが、入稿データに断ち切り(用紙の端)まで色のあるデザインを入れる方法でも十分に小口に色が付き、インデックスになります。
漫画や週刊誌など、断ち切りまで絵や写真のある冊子は、小口がまだら模様になっています。
これは、紙の裁断面そのものにインクの色が付いているわけではなく、紙と紙の隙間からわずかに印刷面の色がのぞいて、小口に薄く色がついているように見えるのです。
カテゴリーや章立てを表すデザインに色をつけると、小口にも色が見えます。
ページ数が多く、本文用紙が薄めの冊子だと、より効果的です。
また、インデックスは読者が検索しやすくなるだけでなく、ページデザインのアクセントにもなります。
ページのフォーマット(レイアウトの基本設定)を作る時に、例えば上の画像のようにページの小口側(見開きの外側。左ページなら左端、右ページなら右端)にインデックスをつけてみましょう。
扉(とびら)をつける
オプション加工の「扉(とびら)」も読者に便利な装丁としておすすめです。
扉(とびら)とは、表紙を開いて一番最初に現れるページです。
最初の扉を「本扉」といい、タイトル、出版社名、著者名などが記されています。
いわゆる本の自己紹介のような役割があり、本文の用紙より上質な紙が使われたり、色の違う用紙が使われたりします。
たとえば、本文用紙を上質55Kや書籍用紙55Kにして、扉に色上質の中厚口や厚口を扉に使うと、厚みや質感の違いが読者にわかりやすく、扉のページが開きやすくなります。
小口から見ても、色上質紙は用紙の色が違うので目立ちやすく、インデックスのデザインと併用すると非常に扱いやすい冊子になります。
扉の紙面には章タイトルやリード文、イラストなどを印刷してもいいですし、何も印刷しなくても装飾として機能します。
色上質紙は多彩なカラーバリエーションがあり、印刷会社で豊富に用意されています。(イシダ印刷では29色)
表紙のデザインや冊子の内容、イメージに合わせた色を選びましょう。
扉に使う用紙の色選びも、冊子制作の楽しみの一つですね。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
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印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
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