用途別に印刷用紙を使い分ける意味
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
印刷会社では様々な紙を扱っています。
同じような白い紙でも、用途によって使い分ける必要があります。
目次
紙は白ければなんでもいいわけではない?
よほど印刷物や文具が好きな方でない限り、紙の種類には特に頓着せずに日々を過ごしていると思います。しかし一見似たような白いさらさらした紙でも、黄色がかった白、灰色がかった白、輝くような純白、よく見るとざらざらした質感、少しだけ表面に光沢がある、など色々な質感の紙が使い分けられています。ノートや手帳などに適した紙、カタログや会社案内に適した紙、ビジネス書類に適した紙、小説や同人誌に適した紙、どれも微妙に違います。
- 発色が良く、カラー印刷をぱきっと鮮やかに表現できるコート紙もあれば、逆にふんわりと上品な風合いで表現できるナチュラルな紙もあります。
- モノクロで文字を印刷する時も、地色が真っ白な場合とクリーム色の場合は全然違った見え方になります。
ビジネス用途におすすめ:上質紙
さらさらした質感で華美になりすぎない、プレーンで安価な紙です。
カタログや会社案内におすすめ:コート紙、マットコート紙
カラー写真やイラスト、鮮やかな濃い色の再現度はダントツ1位です。
小説におすすめ:書籍用紙
小説や同人誌、自分史など文芸の冊子を作る時にはクリーム色の地色がついた紙が適しています。
厚みにも注意が必要
紙の厚みは種類によって微妙に違います。ほんの0コンマ数ミリの違いですが、手でページを捲った時の感覚が全然違います。紙の厚みは「連量」という単位が用いられていて、単位は「kg」または「K」で表現されます。これは全紙という大きな紙を1000枚重ねたときの重さを表しています。たとえばイシダ印刷の「上質70K」は、全紙を1000枚重ねたときに重さが70kgになるくらいの厚さの紙です。
70kg/使いやすさNO.1の薄い紙
この連量は最も頻繁に目にするでしょう(紙の種類によって、72.5Kや75Kなど、微妙に違います)。所謂、コピー用紙の厚さです。ほんの少し裏移りしますが、捲りやすく、資料やテキストを印刷する時には最も一般的な厚さといえるでしょう。
90kg/少し重厚感の出る程よい厚み
70Kの約1.3倍の厚みということになります。コピー用紙よりはしっかりした印象だけれど、表紙用紙ほど分厚くはない、パンフレットや会社案内などでよく使われている紙です。40ページ未満の冊子は70Kで作るとぺらぺらした印象になるので、90Kを使ってみるといいでしょう。
110kg~135K/本文用紙としてはかなり厚めな印象
110K~135Kはポスター程度のしっかりした厚みで、本文で使われることはあまりないです。主に表紙用紙として使われます。本文として使われるとしたら、カレンダーや画集、絵本、楽譜などです。
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