無線綴じでどれくらいのページ数を綴じることができるのか?
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
無線綴じは、本文のノド(綴じる方)に接着剤を塗って、表紙と圧着する製本方法です。構造上、ページ数に限界がある中綴じやリング製本と違って、大量ページを綴じられるのが魅力です。
では具体的にどのくらいのページ数を綴じることができるのか、検証していきましょう。
製本機械によってページ数が変わる
冊子製本に使う接着剤は通常の糊とは違って、薄くしっかりと紙を接着する、製本専用のものが使われます。理論上、糊をつければ無限に綴じることができます。しかし専用の製本機械を使用してページを圧着するので、実際は機械にセットできる枚数の限界によって綴じるページ数が限定されます。
家庭用の小型の機械もありますが、100ページ程度が限界です。印刷会社で使われている業務用の製本機械はもっと大型で、多くのページを綴じることができます。
イシダ印刷では800ページまで製本可能です。
イシダ印刷では800ページまで対応可能
イシダ印刷では、最大800ページ綴じることができます。書店に並んでいる小説単行本の一般的なページ数は大抵300~400程度なので、800ページは大著の部類といえるでしょう。
本が厚すぎると、読み手にとって重く不便なので、大抵の本は厚くなりすぎないように作られています。
辞書などは1000~2000ページありますが、辞書は厚さが出ないように特別に薄い紙で作られています。
では800ページはどのくらいの厚さになるのか?
背幅計算ツールで計算してみましょう。
本文用紙を一般的な上質紙70K、表紙をコート紙135Kとすると、4センチ超えです。
上質紙より嵩高(繊維の密度が低くて柔らかい紙)のモンテシオンの場合は、約6センチです。
一般的な書籍と比べるとなかなか立派な厚みですが、持っていて苦になるほどの厚さではありません。
800ページの本は、手で持って読むのに苦労しないぎりぎりのページ数と言えるでしょう。
厚い本を作る時は輸送と保管に注意
厚い本を作る時にうっかり見落としがちなのが、輸送と保管です。当然ながら、厚さ40mmの本は、厚さ10mmの本の四分の一の冊数しか同じダンボールに入れられません。イベントでどこかに搬入する時や、各所に本を送りたい時など、輸送費用のことも留意しておきましょう。
また、保管も場所をとるので十分なスペースがあるのかどうかもよく確認しておきましょう。
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