淡クリーム琥珀はどんな紙?
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
淡クリーム琥珀(読み方はウスクリームコハク)は、書籍用紙の定番です。
書籍用紙とは、本文に淡いクリーム色の着色があるさらさらした薄い紙です。読書に最も適した用紙です。
淡クリーム琥珀の性質
クリーム色の地色がついていることで、黒い文字とのコントラストをやわらげ、目に優しい本を作る紙です。小説や詩集などの本文として定番の紙です。
正式な品名は、日本製紙様「琥珀N」です。
紙の厚さは57.0K、62.0K、67.5K、72.5K、90.0Kと、薄手のバリエーションが豊富で、厚いものは作られていません。中綴じの薄い本以外で表紙に使うことはほぼない、本文専用用紙といってもいいでしょう。
紙の劣化や体色の少ない中性紙なので、長期保存したい資料集などにも適しています。
中性紙とは?
もともと、インクで文字を書くための洋紙は、インクのにじみをおさえるために酸性を帯びた薬品を使うことが多く、多くの紙が酸性に偏っていました。しかし酸性の紙は時間が経つと劣化してしまうため、酸性の薬品の使用を避けたり、アルカリ性の薬品で中性化処理をしてpHを調整した紙が多く作られるようになりました。
JISでは「紙の耐久性などを高めるために中性領域で製造された紙」と定義付けされています。
読み物に適したワンランク上の本文用紙
モノクロの本文印刷の定番は上質紙ですが、上質紙よりさらに保存性が高く、目に優しく、柔らかな風合いが出るのが書籍用紙です。価格は上質紙よりやや上ですが、十分安価です。
小説や自分史、同人誌などを作る際は淡クリーム琥珀を使ってみましょう。文章にぐっと集中しやすくなります。
目が疲れにくく集中力が途切れにくいので、参考書やテキストなどにもおすすめです。
あまり向いていない用途
地色がついているため、写真集やイラスト集など、色を正確に見せたい冊子には不向きといえるでしょう。ただし、モノクロの鉛筆画やペン画などをレトロな雰囲気で印刷したい時には向いています。
また、ビジネスの場で使われることも滅多にない紙です。プレゼン資料や企画書に使うと、やや古めかしい印象に見えてしまう可能性があります。ビジネス用途は上質紙を使うのが無難です。
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