書籍用紙を使ったおしゃれな本作り
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
書籍用紙は淡いクリーム色の着色が施された、さらさらした紙です。上質紙とよく似た質感ですが、クリーム色の地色がつくことによって黒い文字とのコントラストを下げ、長時間読んでも目が疲れにくいので小説の本文に適しています。書店に並ぶ文庫本は大抵書籍用紙なので、どんなものか一度見てみてください。
価格も安価で、書籍全般の本文用紙として非常にポピュラーな紙です。
モノクロ印刷向け?カラー印刷向け?
書籍用紙は基本的にモノクロ印刷に適しています。コート紙やアート紙のようにインクをきれいに乗せるコーティング剤が施されていないので、インクが沈み込んで発色が鈍くなりがちです。また、地色がついているため、真っ白という色を紙の上で作ることはできません。
印刷様のインクは半透明なので、紙の色を透かせて全ての色が薄らと黄色がかることになります。
基本的には文字を印刷するための紙といえるでしょう。
写真や絵の印刷もおすすめ
上の項目で基本的に文字向けと書きましたが、ちょっと変わった使い方で、モノクロの写真やイラストを印刷するのもおすすめです。モノクロの写真を書籍用紙に印刷すると、少し黄身がかった印画紙のような見た目になって、クラシカルな雰囲気が出せます。
また、ペン画や鉛筆画など、モノクロのイラストも問題なく印刷できます。白い紙に剃るよりも、手作り感や柔らかい風合いが出て作品をぐっと引き立てます。
カラー印刷も、もともとシックな色合いの色鉛筆や水彩の絵なら、書籍用紙の雰囲気に合った綺麗な印刷になります。
ぜひ試してみてください。
ZINEやアートブック作りにもおすすめ
書籍用紙というと、小説や詩集、自分史など、比較的かっちりとした読み物に使うイメージですが、ページ数の少ないZINEやアートブックを作成する時にもおすすめです。
上質紙と同じく安価な紙なので、コストをかけずに個性的な本を作ることができます。
中綴じの小さな冊子を書籍用紙で作ると、どこか懐かしく上品な、クラシカルな雰囲気に仕上がります。
書籍用紙はネット印刷では扱っていない会社も多いので、他のZINEと差別化するのにもってこいです。
あまりぎらぎらした発色にしたくない写真集、イラスト集、さりげなく雰囲気のある詩集やエッセイ集を作る際に使ってみてはいかがでしょうか。
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