文集の印刷製本はネット印刷ならいくら?安くきれいに「長持ち」する文集にする方法
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
卒業や、行事に合わせて将来の夢やみんなの思い出を綴った文集。
ネット印刷を使って文集の印刷注文をする際、なるべくリーズナブルに、できる限りきれいに、そしていつまでも繰り返し読めるような長持ちする1冊にしたいと思います。
今回は、文集におすすめの印刷仕様を、用紙、綴じ方について詳しく解説します。また、それらを盛り込んだ文集の印刷価格はいくらになるのか、実際の価格をシミュレーションしました。
目次
本文用紙の定番は「上質紙」
文集の本文用紙の定番は、上質紙です。
上質紙は表面にコーティングのない白色の非塗工紙で、光沢はなく、パルプの手触りが特徴です。一般的なコピー用紙の質感が近いイメージです。
厚みの種類も豊富で、最も普及しています。価格もリーズナブル、使い勝手の良い上質紙は、文集の他にも、説明書、テキスト、参考書、問題集、資料集など幅広い冊子に選ばれる汎用性の高いメジャーな紙です。
上質紙のくせのない紙質は、文章が読みやすく、文字中心の文集に向きます。
また、筆記性に優れ、鉛筆や筆記具で寄せ書きやメッセージを直接書き込めるのも、上質紙を文集の本文用紙におすすめする理由です。
文集の本文に使う上質紙の厚さ(単位はK、Kg)は、一般的なコピー用紙と同程度の70Kがおすすめです。
イシダ印刷で取り扱いのある上質紙は4種類です。
上質紙70K | 厚さ約0.10mm |
上質紙90K | 厚さ約0.13mm |
上質紙110K | 厚さ約0.14mm |
上質紙135K | 厚さ約0.17mm |
上質紙110Kや上質紙135Kは本文にも、説明書や簡易な資料の表紙にも使われています。
上品な雰囲気の「書籍用紙」を本文用紙に
上品でやわらかい雰囲気の文集に仕上げたいなら、書籍用紙もおすすめです。
しなやかな質感でめくりやすく、淡いクリーム色の地色がついた紙は、目に優しく長時間の読書にも疲れにくく、文字の裏移りもなく高級感のある本文向けの用紙です。文集以外にも、文庫や詩集、学術誌、報告書、自費出版など文字中心の冊子・書籍に使われています。
書籍用紙の風合いが活かした本文のデザインも素敵で、飾り罫や唐草模様などを施すと、優美でクラシックなデザインにもなります。」
価格は上質紙に比べやや高いものの、大差はなく、文集の本文用紙として上質紙と並んで選択肢になります。
イシダ印刷では2種類の書籍用紙をお選びいただけます。
書籍72.5kg | 厚さ約0.10mm |
書籍90kg | 厚さ約0.12mm |
文集の表紙用紙は「マットポスト」「色上質紙」でソフトでやさしい雰囲気に
文集の表紙は、クラスや学校のイメージ、仲間との思い出や絆を表現して、文集全体の第一印象を決定する大事な要素です。
おすすめの文集の表紙用紙にはマットポスト、色上質紙があります。それぞれの特徴は次の通りです。
マットポスト
マットポストは、あざやかな白さとしっとりソフトな肌合いで、美しい色彩と落ち着いた雰囲気を表現できます。光沢を抑えた艶消しの塗工紙で、光が反射しないので、文字も読みやすく、写真やイラストなどカラー印刷を、高級感のあるマット調の印刷適性が特徴です。
優雅でやさしさを感じる文集の表紙に仕上がります。
マットポストはしっかりと厚みがあり、ページ数の多い文集にも適しています。
他にも、写真集や作品集、アルバムや記念誌の表紙にも最適な用紙です。
イシダ印刷で取り扱いのあるマットポストは220Kです。
マットポスト220K | 厚さ約0.26mm |
色上質紙
色上質紙は色のついた上質紙で、文集表紙の定番です。さらりとした質感で、マットでやわらかな色合いの色が揃っています。かつ、使いやすく安価。見栄えの良い文集をコストを抑えて制作できます。
筆記性も高く、問題集の色ページやアンケートにも使用されています。
文集の表紙用紙に使う色上質紙には、最厚口を選ぶと良いでしょう。本文より厚い紙を表紙に使って、しっかりとした文集にします。
イシダ印刷の色上質紙は豊富なカラーバリエーションから表紙の地色を選べます。全29色、厚みは2種類の色上質紙を表紙にお選びいただけます。
色上質紙 特厚口 | 厚さ約0.15mm |
色上質紙 最厚口 | 厚さ約0.18mm |
(本文にお選びいただける色上質紙)
色上質紙 中厚口 | 厚さ約0.10mm |
色上質紙 厚口 | 厚さ約0.11mm |
色上質紙 全29色
綴じ方、製本方法は「無線綴じ」がおすすめ
文集の製本方法は、無線綴じがおすすめです。
無線綴じはホチキスのような針金を使わず、本文用紙を表紙用紙でくるみ、背を特殊な糊で固定する製本方法です。書店に並んでいる文庫本や教科書などと同じで、シンプルでポピュラーな製本です。
背表紙ができ、直方体のしっかりとした耐久性のある本格的な本に仕上がります。
無線綴じは多ページの製本に適しており、本文が多くなっても強度を保ち、繰り返し読んだり、長期間保存する本も美しさを保つことができます。
イシダ印刷では6~800ページまでの無線綴じ製本に対応しています。
無線綴じの入稿データは、本文は偶数ページになるように作成します。※表紙(表1~表4)を除いた本文の総ページ数です
文集の印刷価格 おすすめ仕様でシミュレーション
今回おすすめした仕様の通りに、文集をネット印刷を使って印刷製本したら、いくらになるでしょうか?
コストを抑えた仕様で、1クラス分をイメージしてシミュレーションします。
- サイズ: A4タテ
- 部数: 30冊、40冊、50冊
- 本文ページ数: 50ページ
- 製本方法: 無線綴じ
- 本文: 上質紙70K/モノクロ
- 表紙: 色上質最厚口 さくら/モノクロ片面
- オンデマンド印刷
リーズナブルな文集印刷 価格例
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
文集印刷 オンデマンド印刷 50ページ 40冊 |
9,165 円(税込) | 一冊あたり 229.1円 |
※通常価格、納期は超ゆったりコース (10営業日)、10%割引のPDF入稿の場合(2019年11月現在)
この仕様で40冊の場合、1冊あたり229.1円で文集印刷ができます。
オンデマンド印刷は1冊から少部数の冊子をリーズナブルに印刷製本できます。印刷品質も印刷機の性能が向上し、最近ではオフセット印刷に迫る美しい仕上がりです。
150冊以上ならオフセット印刷を選べば、オンデマンド印刷より安くなります。
同じ仕様で、ページ数、部数を変更した印刷費は?
※ボタンを押した後、他の仕様に変更できます。そのままご注文手続きも可能です。
※キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
ご希望の仕様で、お見積書(PDF)のダウンロード、印刷もできます。
他の用紙や、オプション加工付きなどの価格は3分でわかる!かんたん無料自動お見積もり&ご注文から今すぐチェック!
文集印刷には、見返しで表紙を補強、装丁した加工もおすすめです。
サイズや用紙など、クリックして選ぶだけで自動で料金が表示されます。部数も1冊から1冊単位でお見積り、ご注文できます。
同じ仕様でも、納期を7日、10日と長くしていくと安くなります。
全国送料無料、PDFで入稿なら10%OFFです。
文集は、教育関係の納品実績が豊富なイシダ印刷の得意な印刷製本です。
少部数ならオンデマンド印刷、大量部数ならオフセット印刷と、どちらも高品質な印刷で、にじみやずれのない、読みやすく美しい冊子を作ることが出来ます。シンプルな文字のみの文集も、コピー機で印刷された仕上がりと比べた印字の美しさは、目に見えてわかるほど鮮明で精緻です。
モノクロ一印刷は価格も安く、オンデマンド、オフセットともに一冊からご注文できますので、お気軽にお試しください。「仕上がりが不安」「初めてのご注文」「大部数のご注文」には、本印刷前の「先行試し刷り」サービスが便利です。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。