推奨されている教科書のサイズ
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
小学校、中学校、高校で配布される教科書のサイズはA5かB5が一般的です。
A5サイズは148mm×210mmで、A4のコピー用紙を二つ折りにしたサイズです。B5はA5より一回り大きい182mm×257mmです。A4よりは小さなサイズで、鞄やランドセルに入れても引っかからないようになっていますね。
文部科学省が推奨する教科書の仕様
一般的な書籍は自由に紙やサイズをデザインしますが、公教育で使われる教科書の仕様が出版社によってころころ変わってしまうと生徒が混乱するので、文部科学省が以下のような目安を発表しています。
小学校・中学校・高等学校用教科書「体様のめやす」の改正について:文部科学省
小学校、中学校、高校に分けて、科目ごとのサイズ、ページ数、紙の斤量まで設定しています。
その年齢の子供が扱いやすいように考えられた仕様なので、学習塾などで配布する教科書や参考書も、上記の目安を参考にするとよいでしょう。
「体様のめやす」の概要
小学校の教科書は全ての教科においてB5、中学校は国語や数学がA5でそれ以外がB5、高校は芸術と家庭科がB5でそれ以外はA5と、年齢が上がるにつれて少しサイズが小さくなるイメージです。それは掲載する文字のサイズが小さくなっていくからでしょう。文字のサイズまでは細かく指定されていませんが「文字の大きさ,字間,行間などについては,生徒の発達段階を配慮し,読みやすいように工夫する。」と書いてあります。
文字のサイズについてはこちらの記事も参考にしてください。
「文字が刷られる部分は,原則として白(用紙のままの色)とする。色彩の部分に文字を印刷する場合には,地色(無地)を薄くするなどの適切な措置をとるようにする。」
「色刷りのさし絵・図版・図表などについては,色覚障害の児童・生徒にも識別のできる配色を工夫する。」
など、読み物全般を作るうえでも重要なことが書かれています。
濃い色の地や写真に白抜きで文字を入れたり、微妙な違いの色合いで図版を作るとおしゃれでスタイリッシュになりますが、読みにくいので教科書やテキストには不向きなデザインです。
参考書やドリルなど、副読本のサイズは色々
参考書などは特に文部科学省による決まりは適用されませんが、A5かB5で作られているものが多いです。
大学生向けの論文集や教科書は、図版も文字もたっぷり載せられるA4で作られることもあります。
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