扉・見返し・遊び紙・口絵【冊子の装丁】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
冊子の基本の形は、本文用紙を表紙でくるんだ状態です。
表紙を開いてすぐに本文が始まっても違和感はありませんが、表紙と本文の間に扉を入れるのもおすすめです。小説や詩集、同人誌など、独自の世界観を表現したい冊子には扉加工がよく使われています。
イシダ印刷の冊子印刷 オプション加工のご案内
扉加工
扉は、本文が始まる前、または本文の中に違う種類の紙を差し込む本の装丁、加工です。
扉に使う紙は本文と差別化させるために、色上質紙を選択するのが一般的です。扉のオプション加工を使わずに、本文の中に色ベタや模様を印刷したページを入れることでも、扉の役割になります。
扉には章タイトルやイメージカットなどをシンプルに配置し、あまり情報を詰め込まず、読者の目を本文へスムーズに導入しましょう。いきなり本文を始めるのではなく、導入を工夫をすることによって読みやすい冊子になります。
複数の著者が寄稿する論文集や追悼集などに扉を付けて、章扉として著者名やタイトルを印刷するのもおすすめです。
口絵
扉にイラストや写真を印刷する場合は「口絵」とも呼ばれます。
小説の巻頭に本文よりも発色のいいコート紙を挿入して登場人物のイラストを印刷したり、論文集や資料集の巻頭に図表を載せたりします。
口絵の加工を指定する場合、オプション加工で「扉」を選択して、さらに扉に印刷するように指定すれば作ることができます。冊子の用途や雰囲気に合わせて、モノクロ、フルカラーどちらかを選びましょう。
モノクロ本文の小説や句集、資料集、テキストなどに口絵をつけると、ぐっとメリハリのある冊子になります。
遊び紙
何も印刷しない扉は、「遊び紙」とも呼ばれます。
さりげない存在ですが、冊子をぐっと特別なものにします。表紙のデザインに合わせた色の色上質紙を挿入すると、非常にお洒落な印象になります。写真集や小説、句集、作品集などにおすすめです。
見返し加工
遊び紙のつけ方として、さらにおすすめなのが見返し加工です。
見返し加工とは、二つ折りした紙の片方を表2(表紙の裏面)に貼り付け、もう片方を遊び紙にする装丁です。
表2と遊び紙が同じ色になるので、華やかで統一感のある本格的な冊子に仕上がります。見返し加工は無線綴じ冊子の表紙を補強する効果もあるので、長期保存したいアルバムや追悼集、作品集などに最適です。
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