帯のサイズ 文庫本と単行本の違い
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
イシダ印刷では、冊子印刷と同時にブックカバーと帯も作れるオブションを用意しています。
ブックカバーのみ、帯のみ、ブックカバーと帯両方、好きな方法を選べます。無線綴じの冊子の保存性、装飾性を大幅にアップさせます。
特に販売促進に「帯」の存在は欠かせません。ここでは、帯の適切なサイズについて詳しく見ていきます。
帯のサイズの計算方法
帯の長さは以下のように算出します。
- 表紙+表紙のソデ+背+裏表紙+裏表紙のソデ
まずは本文用紙とページ数を決めて、背表紙のサイズを算出しましょう。
たとえば文庫サイズで表紙がマットコート135K、本文が書籍用紙72.5Kで200ページの場合、背幅は10.3mmです。
しかしこれは理論上の数字で、実際には湿度や糊の付け方で多少変わります。1mm以内の誤差は生じるものとして、背幅+1mm程度を帯の背の部分に使うといいでしょう。キリよく12mmに設定しておきます。
次に、表紙の内側に折り返す「ソデ」の長さを決めます。
ソデは長すぎるとノドに引っかかってしまうし、短すぎると帯が外れやすくなるので、表紙幅の半分より少し長いくらいがいいです。
文庫サイズ(A6)の横幅は105mmなので、半分のサイズは50.25です。ここにやや長さの余裕を持たせて、キリよく60mmにしておくとデータを作りやすいです。
これで帯の長さが算出できました。
- 表紙(105mm)+表紙のソデ(60mm)+背(12mm)+裏表紙(105mm)+裏表紙のソデ(60mm)=342
文庫本と単行本に最適な帯のサイズ
文庫本はおおむねA6サイズのことです。出版社によって数ミリの違いがあり、ぴったりA6でないものもありますが、コストも見た目の印象はほぼ変わりません。
単行本は概ねB6(128×182mm)か四六判(A 127×188mm/B 128×188mm/A 130×188mm)です。こちらも出版社や作品によってかなりサイズにばらつきがあり、文庫本よりサイズのバリエーションは多いです。
単行本の場合は、三分の一より小さいサイズで帯を作っても問題ありません。40mm以上の長さであれば綺麗に巻けます。帯が太すぎると、折角の表紙のデザインが見えなくなってしまうので、だいたい60mm以下に収めておくといいでしょう。
高さは決まったサイズはありませんが、本の縦幅の三分の一程度で作るのが一般的です。
文庫サイズ(A6)の縦幅は148mmなので、キリの良い数字で50mmくらいが良いでしょう。
342×50mmの四方3mmに塗り足しをつけた状態が帯のデータサイズです。
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