少しの違いで大きく差が出る! ~レイアウトのコツ(1)
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「なんかこれ読みにくいなあ」と感じるチラシや雑誌に出会ったことはありませんか。同じ内容を同じように載せていてもレイアウトによって見やすさ、見にくさが大きく変わってくることがあります。せっかくつくるのですから、読む人、見る人に伝えたいことがきちんと伝わっていないなどということは大変残念です。
レイアウトとは、「なに」を「どこ」に「どのように」配置(割り付け)するかを決めること。チラシや雑誌だけでなく、家の中の家具の配置や展示会などでのブースの配置などにもこの言葉を使います。家具の位置によって住みやすさ、住みにくさが変わってくるように、チラシや雑誌など紙のデザインも、レイアウトによって印象や伝わる力がかなり変わってきます。
今回はこのレイアウトのコツをお話したいと思います。
「余白」と「揃えること」を意識するだけですっきり美しく
まず、大切なのが「余白をとること」です。実はこの余白については、デザインに携わった経験のない方の中には意外にも気にされない方が多いように見受けられます。例えば街の情報が載っているフリーペーパーや、個人商店などがつくっているチラシなどが手元にありましたら見てみてください。上下左右に十分な余白があるでしょうか。本やチラシの端の部分から文字のある部分までの余白が十分にとられていないと、かなり読みづらくなっていると思います。
また、端部分だけでなく囲み(1ページの中の一部分をラインやカラーで色分けして囲った部分)の中の文字が周りのラインに近づき過ぎ、またはくっついていたり、文字間や行間がほとんどとられていなかったりはしないでしょうか。こういった場合も非常に読みにくく、またデザイン的にも美しくありません。余白は余裕を持ってとるようにしましょう。
写真や文字を配列する時は高さを揃えることも大切です。写真を何枚か並べる時も、また写真と文字を横、縦に配列する時も高さを揃えるか、左側、右側のどちらかを揃えるようにするとすっきりと美しく見えます。縦、横すべての文字や写真を揃える必要はなく、どこか一か所ずつでも揃えるように意識するだけでかなり印象が変わってくるはずです。
余白をとることも写真や文字の縦横を揃えることも実はそんなに難しいことではないのに、あまり意識されないでつくっている方が多いように感じます。一歩上のデザインを目指してぜひ実行してみてください。
次回はさらに踏み込んでレイアウトのコツについてお話します。
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