小ロットの無線綴じ冊子、印刷製本の価格はいくら？

本年度の卒業アルバムのご依頼について、予定する冊数を超えましたので停止しています。
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。

公開日：2020/03/06 / 最終更新日：2021/07/03
カテゴリー: 印刷方法（オンデマンド／オフセット）
タグ: 無線綴じ冊子 , オンデマンド印刷 , 綴じ方 , 冊子印刷の価格

無線綴じとは？

無線綴じ冊子

無線綴じは、本文の紙を重ねて表紙用紙でくるみ、背を特殊な製本用糊（ホットメルト）で綴じる製本方法です。まっすぐな背表紙ができる製本が特徴で、きれいな直方体に仕上がります。くるみ製本ともいわれます。

無線綴じの綴じ方の説明

ページ数の多い本も綴じられて読みやすく、文庫本やムック、雑誌など商業印刷でもポピュラーな製本で、教材やカタログなど企業の冊子印刷でも幅広く採用されています。
イシダ印刷では4～800ページの無線綴じ製本に対応しています。

無線綴じはコスト面でも優秀でコストパフォーマンスの良い製本方法です。

小ロット、少部数の冊子印刷の印刷方法にはオンデマンド印刷が品質、コスト面でおすすめです。

オンデマンド印刷をものすごく簡単に例えるなら「超高級コピー機」。
デジタルデータを4色のトナーで紙に吹き付けていくオンデマンド印刷は、家庭用プリンターやマルチコピー機に比べ、解像度が高く、発色も鮮明で美しいです。最近では、性能が向上してオフセット印刷に見劣りしない印刷品質になっています。

大部数の安定した印刷品質が得意なオフセット印刷は、版画のように「版」を作って紙に転写していく方法です。部数が少ないと一冊当たりの価格がかなり高くなります。
（もちろんオフセット印刷で少部数の冊子印刷を選択することもできます）

その点、オンデマンド印刷は1冊から安く印刷できるのが大きな特長です。
150冊未満の小ロット・少部数の冊子印刷なら、オンデマンド印刷でコストパフォーマンスに優れたモノクロ印刷、発色の良いフルカラー印刷を、より安く印刷製本できます。

自費出版の小説、詩集、句集、自分史、追悼集、同人誌など、オンデマンド印刷はあらゆる用途の冊子印刷に適しています。
1冊から1冊単位で注文できるので、自分が読むための自分史や日記集を印刷製本された本で作ってみるのもいいでしょう。

無線綴じ

無線綴じ製本はページ数の多い印刷物を美しくしっかりと綴じ、長い文章をストレスなく読むのに適した、読み物全般におすすめの製本方法です。

見た目にも高級感があり、背表紙のある本格的な製本は、一般書籍や教材テキストを始め、卒業記念、教授の退官記念、受賞記念、偲ぶ会などの記念誌、文集にも採用されます。

本文に使う紙は、文章が中心なら上質紙や書籍用紙がおすすめです。さらっとした質感の非塗工紙は冊子の本文に最適です。
書籍用紙はめくりやすい手触りと、淡いクリーム色に高級感があり、目に優しく、長時間の読書にも疲れにくい特徴があります。

どちらも価格も安く、ページ数が多くなってもリーズナブルに印刷できます。

表紙に写真やイラストをデザインしたい本は、厚めのコート紙やアートポストにフルカラー印刷がおすすめです。

コート紙は、表面にコーティング剤が塗布されたつるつるした紙です。光沢感をおさえた上品でナチュラルな印刷には、マットコート紙を使いましょう。どちらもカラーの発色がよく、冊子の表紙によく選ばれています。

アートポストは厚手で光沢のある塗工紙です。鮮やかな発色で、写真の再現に優れ、高級感のあるカラー表紙に仕上がります。

シンプルなデザインの表紙に仕上げたい本には、レザックなど色や模様のついた用紙を選び、モノクロで文字や飾り罫を印刷すると優美でシックな表紙の本になります。レザックは重厚感、高級感を出せる紙で、カラーバリエーションも多く、記念品やプレゼントに作る本の表紙におすすめです。

レザックの色展開

例えば、A5サイズの冊子を50ページ50部なら1冊あたり約188.5円で印刷製本できます。
※2020年3月現在（通常価格、10%割引のPDF入稿、超ゆったりコース（10営業日））

サイズA5	納期	10冊	30冊	50冊
50ページ	超ゆったりコース(10営業日)	7,431	10,252	12,800
	ゆったりコース(7営業日)	7,431	10,252	12,800
	標準コース(5営業日)	10,133	13,686	17,454
100ページ	超ゆったりコース(10営業日)	10,832	15,708	20,584
	ゆったりコース(7営業日)	10,832	15,708	20,584
	標準コース(5営業日)	14,770	21,420	28,070