取扱説明書やマニュアル原稿データの作成方法【見やすさ、読みやすさを最優先に】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
サイズを決める
まずは、取扱説明書やマニュアルの大きさ、サイズを決めましょう。
家具や家電についている大きめなものでも、最大でB5くらいでしょう。
小型のものだと、A6以下のものもあります。
取扱説明書は、読みながら作業もできる使いやすさが重要なので、あまり大きいものは望ましくありません。
本、冊子のサイズ 目安
- B5 学習用ノートや週刊誌
- A5 同人誌や文芸誌
- B6 単行本
- A6 文庫本
どんな大きさの取扱説明書・マニュアルがちょうどいいのか、実際の冊子を手にとって、サイズ感や、見開きで文字や図版が見える範囲、めくり具合を確認して決めると良いでしょう。
使う人、使うとき、使う場所を想定した仕様が、繰り返し使う取扱説明書やマニュアルの完成度を高めます。
製本方法の種類(無線綴じや中綴じなど綴じ方)、ページ数と重さ、用紙の質感や厚みにも注意して、全体のバランスを考えて冊子印刷の仕様を固めていきましょう。
読みやすさ第一のデザイン
取扱説明書やマニュアルは、何より読みやすさが第一です。
- 本文に地色は極力敷かず、シンプルな黒文字や罫線でデザインをまとめる
- 作業中や、あまり明るくないところで読んでも、すぐに内容が読み取れる規則性やメリハリのあるレイアウト
- 図解はシンプルな線画に
目次、索引を整理して全体を把握する
取扱説明書で忘れてはいけないのが目次です。
本文の最初に目次のページを作り、できれば最後に用語別にページを探せる索引ページも付けるといいでしょう。
製品の取扱説明書やマニュアルの場合は、読み手が知りたいことだけをすぐに探せるように、最後のページに五十音順の索引ページを作ると親切です。
目次を作るためには、まず載せる情報を整理しなくてはいけません。
冒頭に全体を俯瞰する説明を置き、その後にカテゴリー別に具体的な説明を進めていくようにしましょう。目次ページを原稿作成の始めに作ることによって内容も固まりやすくなります。
目次とノンブル(ページ番号)
目次ページのページ番号と、各ページに付けるノンブル(ページ番号)が一致するよう注意して、データを作成します。
データ作成の途中で、ページが増減することもあります。台割表をつくって、全体を把握しながら、変更があれば台割表も更新しておけば、見落としや印刷発注時のページ数指定ミスも防げます。
最小の文字サイズ、線の細さ・太さ
取り扱い説明書やマニュアルは、文字数が多くなりがちですが、小さな紙面になるべくコンパクトに読みやすく収めたいものです。小さい冊子の場合、文字が大きいとかえって読みづらくなるので、大きな冊子を作るときよりも小さい文字サイズで作っても大丈夫です。
印刷に適した最小の文字サイズは4pt、線の太さは0.25ptとされています。
線の設定
線の太さは必ず0.25pt以上にしましょう。
細い線を0.1ptで設定する方が多いですが、印刷機によっては線が印刷されないこともあります。0.25pt以上なら安全です。
また、K100%以外の色の罫線は0.5pt以上で作るようにしましょう。グレーや淡い色の線は0.25ptでは綺麗に出ない場合もあります。
文字サイズの設定
メインとなる本文の文字サイズは8ptは欲しいですが、表や図解の文字サイズは7pt程度でも読めます。
文字サイズは4ptでも読めるとされていますが、かなり小さいので、注釈の中の最も小さい文字に使用する程度がいいでしょう。
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