印刷技術の基本三種
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
基本的な印刷技術
印刷技術は、大きく分けると凸版、凹板、平版の三種あります。
(オンデマンド印刷などの最新のデジタル技術はいずれにもあてはまりません)
インクが付く部分が盛り上がっているのが「凸版印刷」で、グーテンベルクが発明した活版印刷が代表的です。
「凹版印刷」で代表的なものはグラビア印刷。お札の印刷や建材などで使用されます。
「平版印刷」の代表格は、水と油の反発作用を利用したオフセット印刷です。版が薄く扱いやすいので、現在最も商業印刷で利用されている印刷技術です。
凸版印刷
凸版印刷(活版印刷)は、文字が彫られた判子のような金属のパーツを組み合わせて印刷版を作り、インクをつけて紙に圧着して転写する技術です。文字や線の描写が美しく鮮明で、小説や論文など、文字が中心の印刷物に適しています。活字を組みわせてレイアウトする作業は手で行うので、かなり時間と手間がかかります。
500年近くの間書籍印刷の主役でしたが、オフセット印刷の登場で衰退してしまいました。しかし、今でもステーショナリーや名刺、デザイン性の高いカード印刷などで活躍しています。
活版印刷が主流だった時は、 無駄な圧力を加えずに、裏写りしないように刷るのが高い技術の証とされていましたが、今は活字によって紙がへこむのが活版印刷の「味」とされていて、あえて強めに圧力をかけて刷ることもあります。
凹版印刷
凹版印刷の版はシリンダー状で、筒に小さな穴が開いており、インクを前面に付けた後に刃で表面のインクをそぎ落として、穴に残ったインクを紙に転写します。インクに光沢があり、色に深みが出るので高級な美術書や写真集でも時折使われます。合成樹脂フィルムや建材にも印刷可能なので、建材や商品パッケージの印刷にも利用されています。シリンダーの版は高価ですが丈夫なので、大量印刷に適しています。
平版印刷
平版印刷の代表格であるオフセット印刷は、凹凸のない版からゴム製の筒にインクを転写し、紙に刷る方法です。書籍から広告、パッケージまで、現在もっとも広く活用されている印刷技術です。印刷機も製版技術も年々進化し、細かい文字も、あざやなな写真も、複雑なデザインも、美しく安定した品質で仕上げることができます。今や印刷といえばほどんと「オフセット印刷」のことを指します。ほとんどの印刷所が「オフセット印刷」を請け負っており、高品質な印刷物を安価に作ることができます。
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