印刷の仕事に向いているMBTIのタイプ【製本オペレーター編】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
前回は印刷オペレーターに向いているMBTIのタイプを考えました。
今回は製本オペレーターについて考えてみたいと思います。
印刷と製本の工程は互いに連携して作業にあたっておりますが、それぞれのオペレーターに求められる資質は微妙に異なります。
製本の仕事
ひとつの注文に対する製本工程は、大きく3つに分かれます。
①断裁(印刷された用紙を綴じ工程用のサイズに断裁)
②綴じ(無線綴じや中綴じ)
③仕上げ裁ち(最終的な本のかたちにする化粧断裁)
このような流れで進むのですが、注文ごとに①から③へひとつひとつ仕上げているのではありません。
つねに複数の注文が同時に進められていくのですが、このときすべての工程で遊休時間(アイドルタイム)がもっとも少なくなるように調整しています。
それぞれの注文は納期や部数、製本の種類によって仕上げまでに必要となる時間がちがうため、作業の優先順位を考えなければなりません。
したがって、製本オペレーターには複数の注文を調整し、各工程の進捗状況を管理しながら、いくつかの作業を同時進行していく能力が求められることになるでしょう。
製本オペレーターのMTBIタイプはISTJ
こうした業務内容を考えると、製本オペレーターにもっとも向いているMTBIのタイプは「ISTJ」ということになりそうです。
MBTIの指標 | 機能 |
---|---|
エネルギーの方向 | (E)外向型 (I)内向型 |
ものの見方 | (S)感覚型 (N)直観型 |
判断の仕方 | (T)思考型 (F)感情型 |
外界への接し方 | (J)判断型 (P)知覚型 |
ISTJは「管理者」ともいわれるタイプで、『MTBI®︎へのいざない〜ユングの「タイプ論」の日常への応用』では「外向感覚を伴った内向感覚タイプ」に分類されています。
ISTJの特徴として、次のような性質があげられています。
- 実用的
- 具体的な事実に焦点をおく
- 首尾一貫している
- 几帳面
- 秩序立っている
- 責任感がある
- 実際のデータに興味をもつ
惹かれやすい職業として「税理士」、仕事に関するモチベーションは「立証可能な、事実に基づいた解決を好む」とされています。
これらはどれも製本オペレーターになくてはならない資質です。
印刷オペレーターに向いているMTBIは「ISTP」でした。
製本オペレーターと比べると、「外界への接し方」がJ(判断)なのか、P(知覚)なのかの違いだけですが、この一文字が両オペレーターの相違をよく表しています。
次回はこれらの機能に注目して、印刷と製本に求められる資質を考えてみたいと思います。
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