カラーモードとは、データ上で色を表現する方式のことです。

フルカラーは光の三原色である「RGB」と、染料や顔料などのインクの「CMYK」があります。

印刷はCMYK

印刷のカラーモードは、オンデマンドでもオフセットでも必ずCMYKです。IllustratorやInDesign、Photoshopなどで原稿を作成する時は、必ずカラーモードをCMYKに設定しましょう。

WordやPowerPointでデータを作成する時は書類のカラーモードは選べず、すべてRGBになってしまいますが、カラーピッカーで色を選ぶ際に鮮やかすぎる色を使わないように気をつけましょう。

蛍光ピンクや水色、黄緑、オレンジなどはCMYKに変換した時にくすんだ色になってしまいます。

デジカメの写真データに注意

パソコンやスマートフォン、デジタルカメラの液晶画面は光っているので、光の三原色「RGB」で色を表現しています。すなわち、撮影した時のカラーモードは「RGB」です。デジカメで撮影した写真を冊子にレイアウトする際は、必ずカラーモードをCMYKに変換しましょう。

変換方法についての詳しい記事

「RGBからCMYKに変換する方法（Illustrator、Photoshop、PDF）」も併せてご覧ください。

RGBで入稿できないのか？

印刷所によっては、RGBのデータを入稿できる場合もあります。Wordやpower Pointで書き出したPDFはRGBモードですが、イシダ印刷ではそのまま入稿データとして受け付けています。

しかしRGBで入稿できるからといって、RGBデータのままで印刷するのではなく、必ず印刷所でCMYKに変換しています。モノクロ、ナチュラルな色合い、シックな色合いはほぼそのまま変換されますが、色鮮やかネオンカラーは印象が変わることがあります。あらかじめ自分でCMYKでデータを作成した方が、納得感の高い仕上がりになります。

モノクロ印刷はグレースケールで入稿

モノクロ印刷の場合はグレースケールです。Photoshopの場合は、カラーモードで「グレースケール」を選択して保存しないと、見た目がモノクロに見えていても、カラー情報が含まれています。

IllustratorやWordなどで原稿を作成する時は、カラーピッカーで色を選ぶ時に黒以外の色を混ぜないように気をつけましょう。

 

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