印刷して読みやすいフォントサイズ【本・冊子・テキストの文字設定】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
本のレイアウトやデザインには、重要な要素が多々ありますが、「フォントサイズ(文字サイズ)」もそのうちの一つです。
読者がストレスを感じずに読みやすく、伝わるフォントサイズはどの程度でしょうか?
目次
【基本】本文のフォントサイズを統一する
左画像は、イシダ印刷のWord 冊子用テンプレートの画面です。
テンプレートファイルは仕上がりサイズと本文テキストのフォントサイズごとに分けられています。
本文の文字サイズを統一することは、読みやすい本の基本中の基本といえます。
1冊の中で文字の大きさが頻繁に変わると、とても読みづらく、内容の充実度がページによって変わってしまいます。
例えば、教科書や問題集のフォントサイズが変則的だと、学習の進捗状況が把握しづらく、集中力もそがれてしまいます。
全体の構成をみて、見出しや表の中の文字、箇条書き、問題と答えなど、一部イレギュラーな箇所、強調箇所は、フォントサイズを大きくしたり、小さくしたりします。この場合も、要素ごとの文字サイズを揃えましょう。
主となる基本的なテキスト(=本文)はフォントサイズ、行間・字間は統一し、心地よく一定のリズムで読めるよう調整します。
Microsoft Wordで冊子の入稿データを作成するテンプレートは、Word 冊子用テンプレートからダウンロードできます。
標準的な本文のフォントサイズ 8~9pt
カタログや会社案内、週刊誌、ファッション誌など、文字数が多く、写真やイラストも多く入るフォントサイズは8~9ptが最適です。
教育・学習用の冊子に適したフォントサイズの注意点
高校の教科書は、少し大きく10.5pt~14pt程度が主流です。
小学校の教科書はさらに大きく22pt~28pt程度です。
児童・生徒を対象としたテキスト、教材を作る場合は、学校で扱っている教科書とかけ離れた文字サイズは読むのを敬遠されてしまうので、実際の教科書に合わせたフォントサイズを設定して入稿データを作成します。
また、学習教材のテキストや問題集の本文は、書き込みしやすいように、行間を詰めすぎないようにしましょう。
教材関連のテキストには、小説や雑誌の読みやすさとは違ったレイアウト、設定が必要となります。
最小文字のフォントサイズ 6pt
DTPデザインの最小文字サイズは概ね6ptまでの大きさに抑えられています。
フォントによっては5ptでもなんとか読めるので、チラシなどに使われていますが、用紙やデザインによっては潰れてしまうフォントもあります。
また、黒系の背景に白い文字を使用する(白インクでなく白文字=用紙の白地)場合は、フォントサイズが小さすぎると、かすれたり潰れたり、読みづらくなります。
小さい文字サイズを使用する時は、用紙の特性(にじみやすい)やデザインに注意して、大きくしたり太めのフォントを選びましょう。
画面ではわかりづらいので、印刷して確認するとよいでしょう。
参考文献、注釈など小さな文字は7ptまでにしましょう。
文字サイズの単位「pt」
よく使われる文字サイズの単位は、pt(point)かQ(級)です。
とりわけ多いのはpt(point)でしょう。
他にもin(インチ)、mmなど様々な単位があります。
1ptは約0.35mm、約1.4Qです。
違う単位で文字サイズを指定された場合は、換算して設定しましょう。
データ作成ソフトのフォントサイズ設定
AdobeのInDseignやIllustratorではQやmmなど様々な単位が選択できます。
Microsoft Wordでは基本的にpt(point)です。
Wordのフォントサイズを選ぶプルダウンメニューは単位が省略されていますが、10を選ぶと10ptになります。
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