写真集めもまた楽しい作業 ― はじめての自分史 作り方ガイド(4)
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「自分年表」は人生をつくること ― はじめての自分史 作り方ガイド(3)に続き、今回も「自分史」づくりのための準備として必要な作業について書きたいと思います。
まず思いつくのが、写真集めだと思います。「自分史」には欠かせない、その時々の時代の自分の姿。これらの写真には、その時代に関わりのあった風景や家、家族や友人などが一緒に写りこんでいると思います。それらも大切な「自分史」の主人公です。
掲載する写真を選ぶのも楽しい作業でしょう。できれば4~5年ごと、例えば次の項目について1枚ずつくらいあるといいでしょう。
・生まれた時
・幼稚園入園時
・小学校入学時
・小学校高学年頃
・中学校入学時
・高校入学時
・大学時代
・入社の頃
・結婚した時
・子どもが生まれた頃
etc.
上にあげたように、なにかのイベント時(入学式など)の写真は、比較的誰でも撮ってあると思うのですが、ぜひおすすめしたいのは「普段の姿」を入れることです。
イベント時はかしこまった服装をして、かしこまった表情をした写真になりがちです。しかし「普段の姿」はより自分らしさを捉えている写真なのではないでしょうか。ぜひ、カメラ目線の「いかにも」なポーズで写っているもの以外に、普段のなにげない自然の姿を撮影した写真も掲載候補に入れておいてください。
同じ場所、同じポーズで新たに撮影も
当たり前ですが、昔の写真は、もう今から撮り直すことは決してできません。本当はもっと気の利いた写真を入れたいのに、そんな写真を撮ってなかったから入れられない! なんて思うかもしれません。でも、方法はほかにもあります。
例えば、かつて幼い頃に撮った写真の風景。もしも、住んでいる場所が変わっていなかったり、気軽に訪れることができたりするような近場であれば、その写真と同じ場所、同じポーズで撮ってみるというのはいかがでしょう。
過去の写真の現在の写真を並べてみれば、年齢を経て変わった自分の姿に加えて、変わりゆく風景も楽しめます。きっと見てくれる家族や親せき、赤の他人でさえ、それは興味深い1枚となるのではないでしょうか。
可能であれば、かつての同級生たちと母校をバックに撮影したり、結婚式の写真と同じポーズで奥さまや旦那さまと撮ってみたり。
同窓会気分でわいわい言いながら撮影会、というのもまた思い出になりそうです。
>>次回は、【スタイル別自分史】あなたに合った書き方は? ― はじめての自分史 作り方ガイド(5)
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