冊子印刷のこれから
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
書店に並ぶ書籍だけでなく、様々なパンフレット、学校のテキスト、資料集、個人の作品集や論文集など、現代では紙の冊子を見ない日はほとんどないといっていいでしょう。15世紀半ば、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが金属の活字による印刷技術を確立してから、印刷技術と書籍の出版文化が全世界に広がりました。それ以前にも様々な印刷物はありましたが、活版印刷ほど早く、高品質で、コストをかけずに印刷する技術はなかったのです。
オフセット印刷
現在、書籍や新聞など、大量に印刷する商業書籍で主流となっているのはオフセット印刷です。基本的に活版印刷と同じ、金属製の版にインクをつけて紙に転写するという方法ですが、より細かく素早く美しく印刷できるので、現在の出版文化を支える存在と言えるでしょう。金属製の版(PS版)を作る「製版」の工程は、昔は図版や活字を切り貼りして写真のプリントのようにフィルムに転写する、という方法でしたが、今はデジタルのデザインデータを直接フィルムに焼き付けるので、かなりスピーディで低コストに出来るようになりました。「製版」の工程はオフセット印刷の肝で、そこで文字もデザイン処理も写真の色も完璧なものを作ってしまえば、あとは大量に紙に刷るだけです。一度版を作ると、それを何万回も紙に刷ることができるので、大量印刷をする場合には最もコストがかからず、安定した品質で仕上げることが出来ます。
デジタル化の時代 オンデマンド印刷
最近はオフセット印刷の技術もかなりデジタル技術を取り入れていますが、基本的に金属の版を作って紙に刷るという工程は変わりません。それを根本的に変えたのが、オンデマンド印刷です。オンデマンド(on demand=要求に従って)という言葉の通り、好きな時に、好きなだけ刷ることができる印刷です。原理はコピー機と同じで、デジタルデータを機械に転送すると、4色のトナーで印刷されます。コピー機よりもはるかに高画質、高品質で、ぱっと見た限りではオフセット印刷と区別がつきません。利点は、一部から短納期で仕上げられることです。
オフセット印刷も製版のデジタル化のおかげで納期はかなり短縮され、コストも低くなってきていますが、やはり数日かかります。少部数の印刷を請け負うことは可能ですが、コストパフォーマンスは悪くなります。数千部を超える商業印刷はやはりオフセット印刷の方が効率が良く、一冊あたりのコストも安いです。
オンデマンド印刷は個人向けのお手軽な印刷方法です。自家製本よりもぐっと美しく、早く、コストもあまりかからず仕上げられるので、個人の記念誌やアルバム、作品集、少部数の会社案内、パンフレット、テキストなど、冊子印刷の幅が広がりました。いまや誰でも一人出版社ができてしまう時代。手軽で高品質なオンデマンド印刷はさらに活躍するでしょう。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。