中綴じとは

「中綴じ」とは、見開きの状態の紙を重ね、二つ折りにした折り目をホッチキスで留める、シンプルな製本方法です。

「針金綴じ」ともいいます。40ページ未満の、ページ数の少ない冊子に向いている製本方法です。

イシダ印刷で注文できる一番コンパクトな形の冊子は、本文が4ページの中綴じ冊子です。本文が4ページの冊子は、表紙用紙と本文用紙がそれぞれ一枚ずつ重ねて二つ折りにされた状態です。

中綴じのメリット、デメリット

メリット

• 見開きいっぱいまで開ける
• 自由度の高いレイアウトができる
• ページ数の少ない冊子に向いている
• 軽く、持ち運びやすい
• 印刷費を安くおさえられる

中綴じの大きなメリットは、見開きが180度きれいに開くことです。以下の写真のように、無線綴じだとページのノド（綴じている方）がどうしても数ミリから数センチ見えなくなってしまいますが、中綴じはほとんど隠れません。見開きで写真や図解を見せたい時に、ノドの吸い込みをほとんど気にしなくていいのです。そのぶん、デザインに自由がききます。

デメリット

• 4の倍数のページ数でデータ入稿する
• ページ数の多い冊子には不向き
• 背表紙がない
• 針金を使う製本のため、医療・教育・福祉の分野では使えないことがある

中綴じ製本は意外に難易度が高い！印刷会社に頼んだ方がおトク

A5やB6など小さい中綴じ冊子なら、ご家庭や職場で作成された方もいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、自作で中綴じ冊子を作る場合、意外と悩まされるのはページの面付けです。面付けとは、1枚の紙に複数のページを配置して印刷し、紙を折って製本した時にページ順になるように、原稿データを並べる作業です。

中綴じは見開き状態の紙を重ねて綴じるので、面付けの1ページ目の隣は2ページ目ではありません。 図のように、最初のページから最後へとページ番号が接近していくようなイメージです。ページ数が多くなればなるほど、用紙上に配置する、隣り合うページ番号は離れていきます。

慣れてないと、面付けをミスして紙が無駄になることも……

イシダ印刷にご依頼いただければ、ページ順の原稿を入稿するだけです。

印刷オペレーターがきちんと正しい順序で面付けをします。

中綴じ冊子の注文方法

お見積りページの「製本方法」で「中綴じ（針金綴じ）」を選択します。その下に、綴じ方向を選ぶ項目もあるので、忘れずにチェックしましょう。横書きの冊子なら左綴じ、縦書きの冊子なら右綴じです。

紙を二つ折りにするので、本文は必ず4の倍数になります。原稿を作る際はページ数によく気をつけましょう。そして、ページ数が多くなって冊子が分厚くなると、きれいに綴じられないので、一番薄い上質紙を使う場合でも40ページ未満に収めましょう。厚めの紙を使う場合は、さらに少ないページ数に収めた方が無難です。

 

中綴じ冊子の印刷製本価格

少部数なら価格差は無いか、大きくはなりませんが、部数が多くなると価格差は広がります。

一般的に無線綴じの方が製本工程にコストがかかりので、なるべくリーズナブルに早く作りたい場合は中綴じを選ぶといいでしょう。

営業や商談に便利なA4サイズのパンフレットの場合

• 中綴じ
• A4タテ
• 32ページ
• 表紙／コート135K／カラー
• 本文／コート110K／カラー

 

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