上製本を作る際に知っておくべきこと
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
上製本で本を作る際、様々なパーツの仕様を選ぶ必要があります。
パーツによっては、印刷所が定番の素材を用意していて、選ぶ必要がないものもあります。
概要を知っておくと、お見積もりの相談がスムーズにできます。
表紙用紙
本の顔となる表紙は一番のこだわりどころです。
無線綴じや中綴じと違うのは、コート紙やマット紙などの印刷用紙だけでなく布クロスたレザーなどを選ぶことが可能なことです。
絵本や画集、写真集など表紙にイラストや写真を印刷したい場合はコート紙がいいでしょう。自分史、小説、句集、記念誌、卒業アルバムなど、タイトルだけでシックにまとめたい時は、布クロスやレザーが選ばれることが多いです。
本文用紙
本文用紙は、無線綴じや中綴じと同様に、ある程度薄くて捲りやすい用紙の中から自由に選べます。写真やイラストをフルカラーで印刷したい時はコート紙やマット紙、小説には書籍用紙、おしゃれでナチュラルな印象の冊子を作りたい時はモンテシオン など、内容に合わせて読みやすい紙を選びましょう。
用紙選びのコツについてはこちらもご覧ください。
見返し、遊び紙
見返しとは、本文と一緒に綴じて表紙の裏に接着する紙です。本文と表紙をしっかり繋ぎとめる重要なパーツです。表紙を開いた時にまず目に飛び込んでくるのが見返しなので、色や柄の選択が非常に重要です。大抵、本文に使うような白い紙ではなく、色上質紙や和紙、模様のついた紙など、ファンシーペーパーが選ばれます。
さらに、見返しの後には遊び紙が入ることも多いです。こちらは見返しと同じ紙を使うこともあれば、色違い、柄違いの紙を使うこともあります。本文に入る前の大事な前奏のような存在です。表紙がどんなに格好良くても、見返しや遊び紙の色が合っていないとデザインが台無しになるので、表紙の色や雰囲気に合った用紙を選びましょう。表紙と同系色を選ぶかイラストや写真にアクセントで入っている色を使うとおしゃれにまとまります。
花布
花布は、ノドのつなぎ目を隠しつつ本文を補強する小さな布です。ただの布ではなく、本文が落ちないように端の方が少し盛り上がっている特殊な形状をしています。用紙と違って、さほど種類のあるパーツではありません。よほどのこだわりがない限り、印刷所に提案されたものを使うことになるでしょう。
カバーの有無
上製本はカバーが付けられることも多いです。カバーをつける際は、表紙は無地のクロスやレザーにタイトルを印字するだけでも十分です。カバーの有無によって、表紙やそれに続く見返し、遊び紙のデザインも変わるので、最初にカバーをつけるかどうか決めておきましょう。
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