上質紙と書籍用紙の印刷価格を比較【モノクロ(白黒)冊子に最適な本文用紙】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
本文がモノクロ(白黒)で印刷製本される冊子といえば、教科書、学習塾のテキストやテスト問題、論文集、学会資料、報告書、講習会の資料、小説などなど・・・。
全ページがモノクロ(白黒)本文の冊子は実に様々なシーンで利用されています。
これらのモノクロ冊子には、どんな本文用紙を選ぶと良いでしょう?
読みやすく、めくりやすい、耐久性もあり、そして印刷コストが安くなる用紙だったら申し分ありません。
そんなモノクロ冊子におすすめの用紙のご紹介と、その用紙で冊子印刷を発注した場合の価格を、比較してシミュレーションします。
目次
モノクロ本文の定番用紙は「上質紙」
定番はなんといっても「上質紙」です。
一般的なコピー用紙や、ノートの紙と似た素材で、パルプのさらさらとしたナチュラルな質感が特徴の非塗工紙です。
冊子印刷に使われる用紙の中で最もポピュラーで安価です。
商業誌を始め、学習参考書、資料集、論文集、小説、同人誌など、ビジネス・クリエイティブのジャンルを問わず採用される、利便性の高い用紙です。
白色度、筆記性ともに高く、鉛筆やペンで書き込みができるので、学習塾のテキストやテスト問題、セミナー資料、アンケート調査などにも向きます。
インクの乗りを良くするため塗装が施されたコート紙、マットコート紙、アート紙などと比べるとカラーの発色は劣るものの、黒系の文字や罫線、モノクロ図版や線画なら決して見劣りしません。
むしろ光沢がない分、黒い文字が読みやすく、きれいに見えます。
冊子印刷に最適な上質紙の厚さは?
最も多く使われる上質紙の厚さは70K
上質紙70Kは冊子印刷で代表的な用紙・厚さです。
めくりやすい薄さで、裏移りしない程度の厚みがあります。
報告書や論文集、小説、資料集、追悼集など読むことを目的とした冊子に最適の厚みです。
ページ数が多い冊子には55K
ページ数の多い冊子には、さらに薄い55Kでもいいでしょう。
55Kだと少し裏面が透けて見えますが、文章が中心の冊子なら読んでいて気になりません。
ページ数が少ない冊子には110K
楽譜など、ページ数が少なく、かつ譜面台などで自立させたい冊子は110Kでもいいでしょう。
書き込みをする冊子には90K
ワークブックや参考書、書き込み式のテキストなど、頻繁に書き込みをする冊子には、もう一段階厚い90Kくらいが使いやすいです。
70Kでも書き込みは十分可能ですが、消しゴムを何回も使うとページがへたってくる可能性もあります。
予算に応じて使い分けましょう。
※Kは紙の厚さ(重さ)を表す単位です。
ワンランク上の本文用紙「書籍用紙」
書籍用紙は、淡いクリーム色の着色が施された本文用紙です。
軽くなめらかな手触りで、柔らかな風合いは高級感があり、淡いクリーム色は目にやさしく、負担をかけないことから、小説や詩集の文庫を始め、論文や学習参考書など文字の多い冊子に最適です。楽譜にも採用されます。
インクの乗りも良好で、文字が上品な紙面に美しく映える印刷ができます。
また、不透明度が高いため、裏移りが気になりません。
書籍用紙は読書や課題に集中できる、上質紙と比べワンランク上の本文用紙です。
価格は上質紙より少し高いですが、それほど大きな差はなく、読むことに重きを置いた冊子には積極的に使用したい用紙です。
上質紙、書籍用紙それぞれを使った冊子印刷の価格を比較
上質紙を使った冊子印刷は、リーズナブルに印刷製本ができます。
書籍用紙も上質紙に比べると、やや価格が上がるものの高級感のある冊子が安価に仕上がります。
これら2種類の用紙で、冊子印刷の価格を比較してみましょう。
本文用紙以外は同じ仕様で、色上質紙を表紙にしたモノクロA4冊子の印刷費を、イシダ印刷の価格で比べています。
- サイズ : A4
- 製本方法 : 無線綴じ
- 表紙 : 色上質最厚口(若草)/モノクロ、片面印刷
- 本文 : 上質紙70K/モノクロ
- 印刷方法 : オフセット
本文用紙 上質紙70K 価格の一例
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
本文用紙 書籍72.5K 価格の一例
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
例えば、この仕様で100ページ、200冊のモノクロA4冊子を作るなら、
本文用紙 上質紙70K (100ページ 200冊) |
61,044 円 (税込) |
一冊あたり 305.2円 |
本文用紙 書籍用紙72.5k (100ページ 200冊) |
64,973 円 (税込) |
一冊あたり 324.9円 |
※納期は超ゆったりコース (10営業日)、10%割引のPDF入稿の場合です(2019年5月現在)
上質紙と書籍用紙と本文用紙を変えることで、3,929円の印刷費に差が出ました。
1冊あたりでは、19.7円の価格差です。
仕上がりイメージや予算に合わせて、選ぶと良いでしょう。
他の用紙や部数、オプションを使った料金は3分でわかる!かんたん無料自動お見積もり&ご注文からお確かめください。
サイズや用紙など、クリックして選ぶだけで自動で料金が表示されます。
同じ仕様でも、納期を7日、10日と長く設定すると安くなります。
最短2営業日で出荷するコースもお選びいただけます。
さらに、全国送料無料、PDFで入稿なら10%OFFです!
イシダ印刷の強みであるモノクロ印刷は、もっとも効率化されており、クオリティの高い冊子を業界屈指の激安価格で印刷製本できます。
さらに、少部数ならオンデマンド、大部数ならオフセットと、用途や仕様に合わせて、価格の安い方の印刷方法を選ぶことができます。
小冊子はモノクロ活用でおしゃれに安く印刷できる!デザインと価格例
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。