ペーパーバックのサイズ実測結果まとめ【無線綴じ】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
ペーパーバックの印刷製本
イシダ印刷の冊子印刷は、無線綴じのカスタムサイズ(変形サイズ)での印刷製本も承っております。
カスタムサイズ 指定可能サイズ ヨコ:90mm~210mm タテ:120mm~297mm |
「ペーパーバック」は主に無線綴じ製本の洋書を指して使われている、紙製の表紙の本です。
この記事では、古典の洋書を中心に、一般的なペーパーバックの実測結果をご紹介します。
ペーパーバックや無線綴じ冊子のサイズを「カスタムサイズ」で決めるときの参考にしてください。
* 多少の誤差はご容赦ください
* 実測結果は「短辺 × 長辺」で示しております
Oxford World’s Classics(128mm×196mm)
「オックスフォード・ワールズ・クラシックス」は、書店の洋書売り場や古書店でも見かけることの多いシリーズです。翻訳作品も多数刊行されています。
実測値は128mm×196mmでした。
日本の一般的な新書サイズ(105mm×173mm)よりも縦横ともにふた回りほど大きくなっています。
Penguin Classics(128mm×197mm)
ペーパーバックといえばこちらをイメージする人が多いかもしれません。
「ペンギン・クラシックス」はオックスフォード・クラシックスと並んで、古典作品を扱っている二大シリーズといっていいでしょう。実測値は128mm×197mmでした。
価格帯は同じですが、天地はオックスフォードより1ミリ高くなっています。
ちなみに以前のペンギン・クラシックスは、ひと回り小さいサイズで刊行されていました。
旧 Penguin Classics(110mm×180mm)
個人的には旧ペンギン・クラシックスのサイズの方が読みやすいと思います。実測値は110mm×180mmでした。
日本の新書サイズに近く、片手でお読みいただける大きさです。
他にもペンギン・クラシックスには、いくつかのシリーズが刊行されており判型も様々ですが、ここでは割愛させていただきます。
Wordsworth Classics(127mm×197mm)
ペーパーバックのなかでも比較的安価に入手できるのがこちらのシリーズ「ワーズワース・クラシックス」です。実測値は127mm×197mmでした。
オックスフォード・クラシックスの幅よりも1ミリ狭く、天地は1ミリ高く設定されています。
ワーズワース・クラシックスと同価格帯のペーパーバックには、 Dover Thrift Editionsというシリーズがありますが手元にないため未計測です。
Le Livre de Poche Classiques(110mm×178mm)
フランスのポッシュ(ペーパーバック)は旧ペンギンに近いサイズになります。
なかでも「リーブル・ド・ポッシュ」は「文庫本」という意味であり、(豆本などを除く)一般的なフランスの書籍としては、このあたりのサイズがもっとも小さい部類に入るのだと思われます。
実測値は110mm×178mmでした。
現代の作品を刊行しているポッシュには、「folio」や「POINTS」といったシリーズがございます。
- folio(108mm×178mm)
- POINTS(109mm×178mm)
GF Flammarion(108mm×177mm)
「GF flammarion(フラマリオン)」も古典作品を多く刊行しているシリーズで、リーブル・ド・ポッシュよりわずかに小さくなっています。
実測値は108mm×177mmでした。
まとめ
日本の各出版社の文庫サイズを比較した【出版社別】文庫本サイズまとめ|家にある文庫本を手当たり次第に測ってみたでは、規格サイズの不統一が明らかになりましたが、今回の実測では「判型が完全に一致するものがひとつもない」という結果になりました。
以上をまとめると、海外のペーパーバックは概ね、
- 大きい部類(127~128mm×196~197mm)
- 小さい部類(108~110mm×177~180mm)
といった範囲になるようです。
もっとも小さい部類にはドイツのレクラム文庫が該当しそうです。
レクラム文庫についてはレクラム文庫と岩波文庫のサイズと色分けの違いで実測しております。
海外のペーパーバックは頻繁に表紙デザインが変わりますので、気に入ったものを見かけたときは即購入するのが鉄則です。
それは二度と手に入らないかもしれません。
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