ブックカバーに最適なコート紙について徹底解説
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
イシダ印刷では、無線綴じ冊子にオリジナルのブックカバー、帯を付けるオプション加工があります。
コート紙135KにPP加工(ラミネート加工)されたブックカバーが標準仕様です。
PP加工(クリア、マット)をすることで、コート紙のツヤ、光沢感が増して、ブックカバーの耐久性や耐湿性を向上させます。高級感、重厚感のある1冊に仕上がります。写真やイラストを大きくレイアウトして、読者の手元で、また会場や店頭で遠くからでも目立つようなブックカバーを作りましょう。
なぜコート紙135Kなのか?
イシダ印刷のブックカバーが全て「コート紙135K」で印刷される理由は以下の3点です。
- 発色が良い
- しなやかで丈夫
- 冊子に巻きやすい厚み
ブックカバーの紙は、あまり薄いと冊子を保護する役目を果たせないですし、厚すぎてもきれいに冊子に巻けないので、適度に柔らかさを持たせた中厚手の紙を使用します。
中でも、カラー印刷のブックカバーにはコート紙がおすすめです。
コート紙とは? 簡単解説
コート紙とは、紙の表面にインクの発色を向上させる塗料が塗られた紙です。色は純白で、質感はつるつるとして光沢があります。上質紙などのさらさらした紙に比べると、赤、青、黒などの濃い色がくっきり綺麗に印刷されます。淡い色やグラデーションももちろんデータ通りに美しく再現されます。
写真集や教科書、雑誌だけでなく、ポスター、チラシなどでも大活躍する紙です。大量生産されているので、高品質低価格を実現しています。
厚さのバリエーションも豊富で、イシダ印刷で取り扱っているコート紙には以下の種類があります。
- 90kg チラシくらいの厚さ。やや裏が透ける。
- 110kg コピー用紙と同じくらいの厚さ。裏移りほとんどなし。
- 135kg 表紙用紙にもよく使われる、しっかりした厚み。カードにするほどの厚さではない。
表紙用紙としては135kgより厚い「アートポスト紙」の160kg、180kg、200kを使うこともありますが、厚くなりすぎるとブックカバーには適しません。
マットコート紙との違い
コート紙とマットコート紙の違いは、表面の質感です。マットコート紙には細かいエンボス加工が施されているので、表面の光沢が抑えられて上品な印象になります。同人誌の表紙から企業出版まで、シーンを選ばないプレーンな印象の紙です。
ブックカバー印刷の場合はPP加工が施されるので、表面の質感はPPの質感に左右されます。
ツヤツヤした光沢のあるコート紙に印刷しても、マットのPPをかけると半光沢にできるので、ブックカバーの印刷は全てコート紙で統一されています。
ブックカバーの価格例
カラー印刷のブックカバーを付けた本はいくらくらいで印刷製本できるのか、文庫本を例に実際の価格を見てみましょう。
文庫(A6サイズ)本体の表紙は色上質紙にモノクロ印刷とシンプルに、ブックカバーはコート紙のフルカラー印刷をオプションで付ける仕様です。
- サイズ:A6サイズ
- ページ数:150ページ
- 部数:300部
- 無線綴じ冊子
- 表紙:色上質紙 特厚口/モノクロ
- 本文:上質紙70K/モノクロ
- ブックカバー:コート紙135K/カラー(PP加工 クリア)
- 印刷方法:オフセット印刷
- 納期:超ゆったりコース(10営業日)
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
ブックカバー加工の取り扱いのないネット印刷も多く、自作する方も多いと思います。部数が多くなると、ブックカバーをきれいに均一に巻くのはなかなか難しい作業です。
イシダ印刷では無線綴じ冊子にオリジナルのブックカバー、帯を巻いて仕上げる加工があり、1冊から大部数までご注文いただけます。
ぜひ、一度ご検討ください。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
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印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
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