フランス製本とは? おすすめの用途
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
フランス製本とは、表紙を内側に折り返す製本のことです。「小口折り」ともいいます。
表紙を折り返すだけでブックカバーをつけているように見えるので、高級感を演出できます。
ブックカバーのように外れることなく、カバーと似たような装飾性が演出できて、冊子の強度も上がる製本方法です。
周年誌、記念誌、文芸誌、写真集、作品集、画集、ブランドブックなどにおすすめです。
フランス製本を活かした表紙デザイン
折り返しをどのように活用するかが、フランス製本の表紙デザインの肝です。
その1: 折り返しに連続した絵柄を印刷する
絵本や作品集におすすめなのは、表1表4と連続した絵柄をレイアウトしたデザイです。折り返しを開くと通常の表紙より二倍近い幅になるので、絵柄を大迫力で見せることができます。
この場合、折り返しにしっかり印刷が入っているので、本文や遊び紙が汚れないようにラミネート(PP加工)をかけることをお勧めします。
その2: 折り返しに情報を印刷する
折り返しを表紙とは別のパーツという扱いにして、あらすじや著者紹介を印刷するのもおすすめです。
企業の記念誌や周年誌なら、沿革や企業理念を記載するのもいいでしょう。
文庫本のブックカバーでよく見られるデザインです。
表1と表4はどのくらい長く伸ばすべきか?
フランス製本の折り返しは、ブックカバーの袖と同じく短すぎると内側に綺麗に畳めないので、ページの三分の一以上の長さは欲しいです。
裏表紙がほとんど隠れるくらい折り返しが長い本も多いです。
しかしページサイズと同じ大きさにするとノドにひっかかって本を綺麗に閉じることができません。無線綴じの場合、ノドは5~15mm程度くっついた状態になります。
折り返しは余裕をもってページサイズより30mm程度短く作っておくといいでしょう。
使用する紙やページ数によっても条件が変わるので、入稿前に印刷所に確認しましょう。
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