フランス表紙のデザインのコツ
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「フランス表紙」とは、横幅の長い表紙を内側に折りこんだ、お洒落な製本方法です。
「フランス装」「フランス製本」「ガンダレ表紙」「雁垂れ製本」「小口折り製本」などとも呼ばれます。
フランス表紙は無線綴じの約二倍の長さがあります。その長さをどんな風に生かしてデザインするのかが、フランス表紙のキモです。
横幅を生かしたダイナミックなデザイン
フランス表紙の最大の魅力は、ダイナミックに使える表紙の横幅です。写真やイラストをフルカラーで印刷すると、無線綴じとは一味違った大胆で目立つ仕上がりになります。漫画、写真集、ブランドブックなどにおすすめです。
その場合、平置きした時に見えるのはあくまでも本のサイズなので、読者に積極的に見せたいモチーフは本の横幅にきっちりおさめるといいでしょう。
人の顔やモノが一つ大きく配置されたデザインより、大勢のキャラクターが並んでいたり、背景に奥行きのある風景が広がっていたり、パノラマサイズを生かした絵柄が映えます。
紙の存在感を生かした上品でクラシカルなデザイン
フランス表紙はそのクラシカルな形がそもそも魅力的なので、イラストや写真を印刷しなくても十分に豪華な本に仕上がります。紙の地をそのまま生かしたシンプルで上品なデザインは、小説、詩集、作品集、追悼集、記念誌などにおすすめです。
表紙の一部にしか印刷しない場合でも、データは紙のサイズきっちりに作りましょう。箔押しを施すのもお洒落です。
小口に仕掛けを施す遊び心のあるデザイン
フランス表紙の小口を開いた時に、ちょっとしたコメントやイラストがあると嬉しくなります。
読者に向けてのメッセージや、表紙のデザインに関連したイラスト、制作裏話など、小口を生かして読者を楽しませる工夫をしてみてはいかがでしょうか。ちょっとした工夫のある本は持っていると楽しくなります。
カバーを巻く場合は色の組み合わせを工夫する
フランス表紙にカバーを巻くと、小口が二重に織り込まれて、まるで幾重にも重なった着物のように豪華で重厚な印象になります。
その場合はカバーのデザインが一番外側に見えることになるので、フランス表紙は控えめなデザインでもいいでしょう。
しかし小口は常にちらりと見えているので、カバーとフランス表紙の色を変えるとお洒落です。
色の組み合わせを工夫して、とびきりお洒落な本に仕上げましょう。
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