フランス表紙でおしゃれな製本
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
「フランス表紙」は、長い表紙を小口で内側に折る製本方法です。
「フランス装」「フランス製本」「ガンダレ表紙」「雁垂れ製本」「小口折り製本」などとも呼ばれます。
背表紙の形状は、通常の無線綴じと同じです。
折り込まれたフランス表紙は、ただ長いだけではありません。
ブックカバーをかけた装丁と同等に表紙に存在感が出ますし、本自体が丈夫になります。
長期保存したい大事な作品集、小説、企業の周年誌、記念誌などにおすすめです。
なぜフランス表紙と呼ばれるのか?
もともとフランスの仮綴じ本でよく用いられていた形式なので、「フランス」がついた名称で親しまれています。
今より印刷・製本技術の発達していなかった時代は、完成された装丁の本が書店に並ぶのではなく、簡易的な仮綴じの状態で売られていて、読み終わったら蔵書として各々が革装本に仕立てるのが一般的でした。
ハードカバーより簡易的ですが、大きな表紙がしっかりと本文を保護してくれるので、長期保存した本に適しています。
無線綴じとブックカバーのいいとこどり
フランス製本は基本的には無線綴じと同じシンプルな形なので、ハードカバーに比べるとコストが安く済みます。
ブックカバーのように、表紙データとカバーデータの二種類を作る必要もないので、データ作成の手間も少なく抑えられます。
それでいて存在感のある冊子が作れるので、様々な製本のいいとこどりと言えるでしょう。
フランス表紙のおすすめの用途
基本は無線綴じなので、小さな本から大きな本、ページ数が少なめなものから数百ページに及ぶものまで対応可能です。
よく見かけるのは、美容室や服飾店で配布される小さなブランドブックやカタログです。小ぶりなサイズの無線綴じ冊子でも、フランス表紙にすることでぐっと高級感が出ます。
企業の周年誌、記念誌、会社案内、製品カタログなど、通常の冊子より少し特別感のあるものをフランス製本にするのもおすすめです。企業印刷はシンプルな仕様が多い分、他社と差別化されて、手に取った時に印象に残りやすくなります。
そのほか、以下の様々な冊子で使われている製本方です。
- 小説
- 作品集
- 同人誌
- アンソロジー
- アルバム
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