ハードカバーの魅力とは?
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
ハードカバーとは、その名の通り表紙が固い本のことです。一般的に冊子制作でよく使われる無線綴じ(ソフトカバー)と違って、厚みがあって、本文サイズより一回り大きい重厚な仕上がりの表紙です。
ハードカバーとソフトカバーはどのくらい見た目に差がある?
書店に並んでいる小説の単行本や学術本はハードカバーとソフトカバーが入り混ざっていますが、商業書籍はブックカバーがついていることが多いので、背表紙だけどぱっと見た時はわかりにくいかもしれません。一般読者はブックカバーを「表紙」ということが多いですが、カバーをとった際の一番外側の紙が、印刷所で言うところの「表紙」です。
まずは本棚から引っ張り出して手に取ってみると、その違いがはっきりと分かります。まず、ハードカバーの本は固くて大きくて存在感があります。
ハードカバーは表紙が厚めのボール紙でできていて、2~3ミリの厚みがあります。表紙は本文より一回り大きく作られていて、背表紙は平らだったり、丸みを帯びていたりと、様々なタイプがあります。
ページ数が少なくても重厚な雰囲気が演出できるので、高価な画集や美術書は大体ハードカバーで作られているでしょう。そのほか、小説、詩集、学術書などでよく見られます。
一方、表紙が柔らかくてページと一緒に曲げられるのがソフトカバーです。ソフトカバーの場合、表紙と本文のサイズは全く同じで、見た目は綺麗な直方体です。カタログ、雑誌、漫画、文庫本、実用書、ビジネス書、教科書など様々なジャンルで見かける製本方法です。価格帯も安いことが多く、お手軽で便利な製本方法です。
ハードカバー魅力:個性的な表紙
ハードカバーの一番の魅力はなんといっても表紙デザインの幅の広さです。ソフトカバーは本文と表紙を糊で接着するため、ある程度平滑な紙を使わないと製本できませんが、ハードカバーは本文と表紙が別仕立てなので、素材が比較的自由に選べます。
印刷した紙だけでなく、布、革、和紙など様々なものが使われています。表紙の質感が違うだけで本の印象がガラリと変わります。
また、表紙と本文を固定する見返しや遊び紙など、パーツが多いのでそれぞれの色で個性を表現できます。凝った一冊を作りたい時にはぜひハードカバーを検討してみましょう。
ハードカバーの魅力:丈夫で長期保存に最適
ハードカバーは今では当たり前に大量生産できますが、印刷技術が発達する以前のヨーロッパでは、職人が一つ一つ手作りするものでした。本を読むだけなら厚いカバーがなくても十分なのに、わざわざコストをかけてハードカバーをつけるのは、見た目の美しさと、保存のためです。
ちょっとやそっとでは折れない丈夫な表紙は本文をしっかり守ってくれます。また、表紙が本文より一回り大きいので、本文の小口が埃や水濡れなどで汚れるのも防いでくれます。
長期保存にぴったりなハードカバーは、商業書籍以外では卒業アルバムでよく活躍します。企業出版では、記念誌や周年誌など、発行回数の少ない貴重な一冊にぴったりです。
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