ネット印刷の選び方、重要な5つのポイント【冊子印刷の場合】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
日本には、大小さまざまな規模の印刷会社が何万とあります。
ネット印刷も普及して、冊子印刷もオンラインで注文、入稿できるようになりました。
印刷会社の中には、製版や校正刷、製本、印刷加工(箔押しなど)といった工程を専門で行なっている会社も多くあります。また、リーフレットやチラシの印刷をメインに受注していて、冊子印刷の受注は限定的な会社もあります。
では、冊子を印刷製本したい時、どのような印刷会社を選べば良いのでしょうか。比較、検討しやすいネット印刷で、冊子印刷に適した印刷会社を選ぶポイントを5つ紹介します。
目次
①見積り、注文から入稿までWEBで完結している
まず第一に「冊子を扱っているネット印刷か」を確認しましょう。
WEBサイトのトップページ、または商品一覧に「中綴じ冊子」や「無線綴じ冊子」がなければ、そのネット印刷は冊子印刷のサービスを提供していません。
そして、見積もりと注文、入稿まで一連の流れがWEBサイト内で完了するところを選びましょう。
オンラインでサービスや価格がわかり、注文と入稿がワンストップでできることで、オフラインのやり取りがなく、手順もシンプルで発注時間を短縮できます。
ネット印刷の中には、自動で価格を表示する見積もり機能がなく、メールや電話で問い合わせが必要な会社もあります。冊子の企画やデータ作成以外の時間や作業にかかるコストを最小限にするなら、自動で価格表示される見積りフォームのあるネット印刷がおすすめです。
ちなみに弊社イシダ印刷でも冊子の条件を選んで価格が自動で表示されるかんたんお見積もり&ご注文フォームがあり、入稿までワンストップで進められます。
②オフセットとオンデマンド、どちらも選べる
オフセット印刷は大部数でコストパフォーマンスが良く、オンデマンド印刷は小部数をリーズナブルに印刷できる特徴があります。
オフセットのみ、オンデマンドのみのネット印刷もありますが、部数や求められる品質によって、どちらかを選択できるネット印刷が価格の比較もできて便利です。
100部未満の小ロット印刷は、オフセット印刷よりオンデマンド印刷の方が圧倒的に安いです。カラーの発色や精細な描写に高い再現性が求められる印刷でなければ、少ロット印刷の多くはオンデマンド印刷が選ばれています。
オフセット印刷とオンデマンド印刷のクオリティに大きな差は無く、見比べても違いがわからないほどです。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い【仕組みと印刷コスト編】
オンデマンド印刷とオフセット印刷の違い【仕組みと見た目、品質編】
少部数でもオンデマンド印刷の方が高い?
オンデマンド印刷は少部数がオフセット印刷よりも安く価格設定されていますが、100部未満でもオンデマンド印刷の方が高い会社もあります。
これはオンデマンド印刷の印刷工程を外注していることが主な原因で、外注しているかどうかはWEBサイトではわかりません。
ですが、少部数でもオフセット印刷よりオンデマンド印刷が高かったり、納期が長い場合は他のネット印刷を検討した方が良いでしょう。
③1冊でも大部数でも対応している
注文できる部数はネット印刷の会社によって違っています。
上限は数千部から数万部程度になっている会社が大半です。下限については数百部からであったり、1部から対応していたり様々です。また、部数の刻みも1部単位で注文できたり、100部単位や500部単位などこちらも会社によって違います。
学校や学習塾の生徒、顧客や従業員の数によって部数を調整する冊子、増刷で在庫を柔軟に管理したい場合は、少部数から細かく部数を指定できるネット印刷だと使い勝手が良いですね。
イシダ印刷では1部から5000部まで、1冊単位で冊子印刷がご注文いただけます。
予備を上手に確保する方法
印刷価格は基本的に、部数が少ないほど一部あたりの単位が高くなりますが、送料やデータ処理にかかる印刷会社側のコストは1冊でも10冊でもほぼ変わりません。そのため印刷価格も、1冊や数冊での差はあまりありません。
1部単位で注文できるネット印刷で数冊多くに注文すれば、少しの出費で効率的に予備を確保できるのでおすすめです。
※多くのネット印刷は、「余部」といって注文した部数とは別に数冊から10~20部ほど余分に発送します。
余部の数は注文部数や会社によって違い、事前にわからないこともあり、予備分を確保したい場合は上記の方法が確実です。
④「試し刷り」で完成品をチェックできる
初めて利用するネット印刷や、大部数を注文する際、色味や紙の質感といった品質や、注文内容や入稿データにミスがなかったか不安になるかと思います。
そんなとき「試し刷り」があるネット印刷なら、入稿データを印刷製本した実物の冊子で仕上がりをチェックできます。
イシダ印刷でも、本印刷の前に完成見本をお送りする試し刷りサービスがあります。
届いた冊子をチェックして、紙のめくり具合がイメージと違う、デザインや文字を修正したいといった時に、注文内容や入稿データの差し替えができます。
画面やプリンターで印刷した状態では気付かなかったミスやアイデアを発見できることもあります。
試し刷りができるネット印刷であれば、利用してみると良いでしょう。
⑤カラーページを指定できる
ネット印刷には、カラーページとモノクロページを指定できるところがあります。
「混在印刷」といって、巻頭カラーや写真のページなど一部をカラー印刷にして、他はモノクロで印刷する注文方法です。
カラー印刷はモノクロ印刷よりも割高です。
カラーページが数ページの冊子でも、カラーかモノクロの2択になるネット印刷だと「カラー印刷」での注文となります。全ページにカラー料金がかかるため、全ページモノクロ印刷や混在印刷に比べてかなり高くなります。
しかし、混在印刷ならカラー印刷に指定したページだけがカラー料金で、他は安価なモノクロ印刷です。
冊子の内容は同じでも、フルカラー印刷に比べて印刷費を大幅に安くできる、とてもお得なサービスです。
混在印刷が指定できるネット印刷は限られていますが、一部のページだけカラー印刷にしたい冊子を制作する際は積極的に探してみることをおすすめします。
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(平日10:00~18:00)
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