テキスト・問題集作りの参考に 教科書の基本的な体裁をおさえる
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
教科書、テキスト、問題集は通常の読み物とは違って、学習効率を考えないといけません。
社会人向けの書籍は最低限の余白や文字の大きさ、コントラストを確保して読みやすさが損なわれていなければ、地色を敷いたり大胆にビジュアルを駆使したりして、世界観を自由に表現して問題ありません。
しかし学校や学習塾で使用する教科書やテキスト、問題集はちょっとした違和感が学習効率を下げることになりかねません。
学校の教科書と似たような体裁にする
小学生~高校生なら、日常で多く目にしているのは学校で使用する教科書です。学校の補助教材や、学習塾でのテキストや問題集が日常の教科書と大きく違う体裁だと、問題文を読み解く前に「見辛い」と感じさせてしまうので、教科書を真似して作るのが一番の近道です。
とはいえ、教科書に使用する紙やフォントが具体的に規定されているわけではないので出版社によって微妙に違いますが、文部科学省が「体様のめやす」を発表しているので、それを参考にするといいでしょう。
小学校・中学校・高等学校用教科書「体様のめやす」の改正について:文部科学省
上記のリンクを読むと、本文は上質紙や中質紙が推奨されています。
中質紙は、上質紙とざら紙の中間のようなクオリティの紙で、上質紙より白色度がやや低くざらつきがあります。
一般的にネット印刷だと扱っていない紙なので、基本的に上質紙を使えば問題ないです。
地図帳や美術などのカラー図版が多い教科書は、発色のいいコート紙が推奨されています。
サイズはB5かA5が多いですが、問題集なら沢山書き込めるA4で作ってもいいでしょう。
文字の大きさは大きめ
一般的な小説、論文、ビジネス書類などで使われる文字の大きさは8pt~10ptです。しかしこのサイズの文字は、授業で教師の話を聞いたりノートに書き込んだりしながら読むには小さく感じられます。
教科書の文字サイズは、年齢によって大きさがかなり変わります。
- 小学校低学年:15~26pt程度
- 小学校中学年:14~18pt程度
- 小学校高学年:11~16pt程度
- 中学校~高校:10.5~12pt程度
中高生は大人向けの書籍と同等か、少し大きいサイズの文字で問題ないですが、小学生向けは学年によって大きさを変えないと、授業がスムーズに進まないおそれがあります。
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