グレースケール変換時は色の濃度に注意
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
WordやPowerPointなどで作成したデータをモノクロで印刷したい時は、データをモノクロに変換する必要があります。
印刷所におまかせで変換することも可能ですが、自分の目で確認しながら変換することを推奨します。
あまり画質に頓着しないからといって、よく確認しないで変換すると、思わぬ結果を招くこともあります。
モノクロデータの大原則
モノクロ印刷とは、黒のインク一色の濃淡で仕上げる印刷方法です。そのため、データで黒以外の色が混ざっていると、純粋な黒として表現されません。
文字や罫線などを黒かグレーする際、K(ブラック)のみを使用することを心がけてください。少しでもシアン、マゼンタ、イエローなど他の色が混ざっていると、黒ではなく曖昧なグレーとして印刷されてしまいます。
文字の色を変えたい時、任意のグレーを設定する際は「その他の色」を選択します。
「CMYKつまみ」でブラックのみ数値を入れてください。
画像は淡い色に注意
写真やイラスト、グラフなど、様々な色が使われていた画像は、モノクロ変換で一気に印象が変わるので一つ一つチェックが必要です。特に空の色、花の色、肌の色などの明るい色に注意しましょう。カラーでははっきり見えていた色も、モノクロ変換でかなり薄いグレーになってしまうことがあります。
薄いグレーを印刷した時、小さいオブジェクトだとほぼ見えなくなってしまいます。数ミリ程度の小さい色面の濃度は、K10%以上は確保しておくといいでしょう。
違う色が同じようなグレーになる?
赤、青、緑など、カラーでは全く違う色でも、モノクロにすると同じようなグレーになってしまうことが多々あります。写真の背景と主役の境目が見えづらくなったり、グラフの文字や図形が見えなくなったりと、視認性に大きな影響が出ます。
Wordで写真をうまくグレーに変換できなかった時は、Photoshopや写真などの画像編集ソフトでモノクロ変換することをおすすめします。
グラフの色合いがうまく変換できなかった場合は、個別のオブジェクトを選択して色の濃淡を変えましょう。棒グラフや円グラフなどのシンプルなグラフの場合、斜線やドットなどの柄を入れて色分けの代わりにすることもあります。
グラフの色を個別に変えるには、右クリックで「データ系列の書式設定」を選択。
「塗りつぶし」で「塗りつぶし(パターン)」から好みの柄を選びます。
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