グレースケールとモノクロ2階調
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
カラー印刷より断然安いのがモノクロ印刷で、論文集や資料集、小説、同人誌など、文字の多い冊子の本文におすすめです。イラスト、写真なども、モノクロでも十分魅力的に見せることができます。Wordで黒文字だけを使っている論文や小説などはそのまま入稿しても大丈夫ですが、注意したいのは写真や図版を使用したり、装飾的なデザインの原稿です。モノクロ印刷の場合、黒一色の小さな点の集合で、グレーの幅広い階調を表現します。C,M,Yの三色は使わないので、入稿するデータも黒一色の階調だけで作りましょう。
注意したい画像のカラーモード
文字や罫線、図形なら、黒やグレーを選択して作れば問題ないですが、少々迷うのは画像のモノクロ変換でしょう。通常、デジカメで撮影した状態や、ウェブのデータなどはRGBモードで作られています。カラー印刷をする時は、CMYKモードに変換します。そして、モノクロにしたい時にはグレースケールを選択します。見た目がモノクロでも、カラーモードがCMYKだと四色だと認識されてしまうので、必ずグレースケールにしましょう。
この時に、あまりにもカラーとイメージが違ってしまった場合は、カラーの状態で彩度を下げて、コントラストや明度を調整してからグレースケールに変換するとうまくいくでしょう。
モノクロ二階調とグレースケールの違い
Photoshopでモード変換をすると、グレースケールの隣に「モノクロ2階調」というものがあります。グレースケールは白から黒の間の様々なグレーの濃淡で画像を表現するのに対し、モノクロ2階調は白と黒の二色のみです。漫画の原稿などは、モノクロ2階調で作られている事が多いです。スクリーントーンの細かいドットに余計なグレーが混ざると、印刷のアミ点をぶつかってモアレが起きやすくなるからです。
しかし、白と黒だけのオブジェクトはすべてモノクロ2階調にすればいいというわけではありません。注意したいのが、モノクロ2階調はアンチエイリアスが無効になるということです。
アンチエイリアス
図のように、黒一色の文字でも、ドットとドットの間をグレーでつなぐことによって、滑らかに見えるようにしている状態を「アンチエイリアスがかかっている」「アンチエイリアスが有効」などといいます。細い文字や曲線はアンチエイリアスがかかっていないと、がたがたして読みにくくなってしまいます。それ故に、モノクロ2階調の画像は600dpi必要と言われています。しかし、アンチエイリアスがかかることにより、輪郭がぼやけて見えてしまう場合もあります。基本的にグレースケールを推奨しますが、黒い文字や細い線をくっきり見せたい場合は、モノクロ二階調にしてみましょう。
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