カラー/モノクロ混在印刷のグレー変換に注意
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
イシダ印刷は「カラー印刷」「モノクロ印刷」の他に、「カラー/モノクロ混在印刷」を選べます。費用を抑えつつ、必要なページだけカラーで見せられる、イシダ印刷独自の便利でお得なサービスです。カラーページが増えれば増えるほど費用は高くなってしまうので、極力必要のないページからカラーのオブジェクトを取り除き、大部分をモノクロにするのがコストダウンのポイントです。
以下のような見開きのデザインの片方だけカラーを指定することも可能です。
ただし、このようなデザインを入稿する際は黒やグレーの作り方に注意が必要です。
左右で色が変わってしまう?
上のデザインの左ページをモノクロ印刷、右ページをカラー印刷した場合、左右で色が変わることがあります。
こうなってしまった場合、イラストの黒の作り方に問題があります。
リッチブラックに注意
以下のようなデータを作った場合は、モノクロ/カラー混在印刷でも見開きが同じ色で印刷されます。
黒は左ページも右ページも黒がK100%で、余計な色が入っていません。
左右で違う色になってしまう時は、たいていK以外の余計な色が入っています。
K100にC、M、Yの色がかけあわされた黒は「リッチブラック」と呼ばれ、カラー印刷ではK100の黒よりやや濃く印刷されますが、
モノクロ印刷用に変換された時にグレーになってしまう可能性があります。
モノクロ印刷で一番濃い色はK100です。C、M、Yを掛け合わせると、かえって薄くなってしまいます。
カラー/モノクロ混在印刷をする場合、デザインに使う黒やグレーは全てKのみを使用しましょう。
CMYK混合の黒・グレーを作らない工夫
前述のようなシンプルなデザインならチェックが簡単ですが、オブジェクトや文字の多いデザインだと、うっかりCMYK混合の黒が混ざってしまうことは多々あるでしょう。
RGBデータを変換した場合、スポイトツールで画像から色をとった場合など、うっかりリッチブラックや掛け合わせのグレーになってしまいます。
Illustratorで作業をしている場合は、入稿前にK100のオブジェクトを選択して「選択」から「カラー(塗り)」を選択し、選択されたオブジェクトにロックをかけて、K100以外のオブジェクトを洗い出す作業をしておくのをおすすめします。
その他の入稿データ作成時に気をつけて欲しいこと
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