カタログは、商品やサービスをわかりやすく魅力的に紹介するビジュアルを重視した冊子です。

 

印刷費の予算や掲載内容に合わせて、フルカラーやモノクロ（白黒）かを決めますが、基本的に印刷はカラー印刷が高く、モノクロ印刷は安くなります。

カタログの印刷価格がどれくらいになるか、3パターンをご紹介して目安をお伝えします。

カタログ、パンフレット

写真印刷に適したコート紙、マットコート紙

（左）コート紙／紙面全体に光沢がある　（右）マットコート紙／トナーによる光沢はあるが、紙表面の反射は抑えられている

 

写真を多く印刷するカタログの紙には、塗工紙のコート紙やマットコート紙がおすすめです。

コート紙、マットコート紙はその名の通り、紙の表面にコーティングが施されています。コピー用紙やノートの紙として一般的な上質紙に比べると密度が高く、しっかりした質感のコシのある紙です。カラーの発色が良く、写真の再現性に優れます。

薄いものから厚いものまで幅広く流通していて、チラシ、週刊誌、ファッション雑誌、ポスターなどあらゆる印刷物で利用されています。

 

マットコート紙はコート紙とほとんど同じ成分ですが、表面に細かなエンボス加工が施されていて、光沢感が抑えられています。コート紙よりも上品でナチュラルな質感になります。価格もほぼ変わらないので、あまりぎらぎらした印象にしたくないカタログにはマットコート紙を使います。

コート紙とは？特徴や厚さ、使い方、印刷価格について【冊子印刷】
コート紙、マットコート紙、アート紙の違い、使い分け方

取扱い用紙

カタログ印刷の料金【スタンダード、印刷費高め】フルカラー無線綴じ冊子

無線綴じ冊子

 

カタログといえば、無線綴じ製本。

無線綴じは、背表紙があり、ページ数の多い冊子にも対応できる、本格的な綴じ方です。

 

本文用紙にはコシのあるマットコート紙を使い、薄めの90Kにします。

マットコート紙90Kは裏写りしない厚みとめくりやすさを両立した、ちょうどいい厚さの紙です。表紙は本文に合わせて重厚感のあるマットコート紙135Kにします。

上品な印象のマットコート紙を使うとギフトやブライダル、アパレルにも適したオシャレな印象に仕上がります。

 

商品やブランドのイメージ、ユーザーの持つ印象に高級感が求められるカタログや、ヴィジュアルを重視するカタログでは全ページ塗工紙が主流となっています。

 

A4サイズのフルカラーカタログをマットコート紙で作ると、300部なら1冊あたり304.8円、合計91,449円（税込み）になります。

 

• サイズ　　：　A4
• 部数　　　：　100部　300部　500部
• 本文ページ数　：　32ページ
• 製本方法　：　無線綴じ
• 表紙　　　：　マットコート紙135K／カラー
• 本文　　　：　マットコート紙90K／カラー
• PDF入稿（10％OFF）

 

カタログ印刷の料金【薄い、軽い】フルカラー中綴じ冊子

中綴じ冊子

 

パンフレットのように薄い冊子で軽く仕上げるなら、表紙に薄めのコート紙90Kを使います。

 

40ページ以下なら中綴じ製本、本文用紙を上質紙にすれば冊子そのものも薄く、軽くなります。

コンパクトに仕上げる利点は、手に取る方のカバンの中でも邪魔になりにくく、配送コストを抑えられる、店頭やラックでかさばらないことです。

 

A4サイズのフルカラーカタログを、コート紙と上質紙でカタログを作った場合、300部なら1冊あたり294.9円、合計88,463円（税込み）になります。

 

• サイズ　　：　A4
• 部数　　　：　100部　300部　500部
• 本文ページ数　：　32ページ
• 製本方法　：　中綴じ
• 表紙　　　：　コート紙90K／カラー
• 本文　　　：　上質紙70K／カラー
• PDF入稿（10％OFF）

 

カタログ印刷の料金【シンプル、安い】モノクロ印刷の中綴じ冊子

中綴じ冊子（モノクロ印刷）

 

印刷費を安く抑えるなら、上質紙を使ったモノクロ印刷が効果的です。
工業製品、専門的な機材などフルカラーでデザイン性を訴求しないタイプの商品案内は、モノクロ写真でも必要な情報、内容を伝えられます。

 

リーズナブルなモノクロ印刷、大部数印刷のコストパフォーマンスに優れたオフセット印刷で、大幅にコストを抑えることができます。

モノクロ印刷だからといって、印刷が荒いことはありません。滑らかな印字で読みやすく、安定した品質で印刷されます。

 

例えば、取扱説明書のように上質紙を使ったモノクロ印刷で、中綴じのカタログを作るとしたら、300部なら1冊あたり105.3円、合計31,599円（税込み）になります。

 

• サイズ　　：　A4
• 部数　　　：　100部　300部　500部
• 本文ページ数　：　32ページ
• 製本方法　：　中綴じ
• 表紙　　　：　上質紙90K／モノクロ
• 本文　　　：　上質紙70K／モノクロ
• PDF入稿（10％OFF）

 

今回は、印刷料金をベースにカタログ印刷をシミュレーションしました。

ページ数が少ない場合は中綴じ、ページ数の多い場合は無線綴じと分けていますが、無線綴じは少ないページ数でも綴じることができます。

イシダ印刷では無線綴じ冊子は4～800ページ、中綴じ冊子は4～40ページに対応しています。

製本方法 綴じ方の種類（無線綴じ冊子、中綴じ冊子、リング製本、平綴じ冊子）

 

また、全ページフルカラー印刷は印刷価格が高くなりますが、一部のページをカラー印刷に指定するカラー・モノクロ混在印刷はフルカラーに比べて半額近くまで安くなることもあり、とてもお得です。

写真やイラストが数ページあり、他は文字中心のカタログなどはカラー・モノクロ混在印刷を利用すると良いでしょう。

本文のカラー、モノクロ混在印刷で損していませんか？半額以下も可能！イシダ印刷の独自価格

 

他の用紙や製本方法、オプション加工を使った印刷価格は3分でわかる！お見積もり＆ご注文でチェックできます。

1. 最短2営業日出荷　7日、10日と納期が長いほど安い！
2. 1冊から1冊単位でご注文できます
3. 本印刷前の「先行試し刷り」
4. PDF入稿は10％OFF！
5. 全国送料無料

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「こんな本にはどんな用紙がいい？」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は

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