アルバムに最適なページの重さ
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
冊子を作る時は、まずどんな状況でその冊子を見たいかとイメージするといいでしょう。
たとえば、テキストや説明書は携行するのであまりかさばらず、重くならない冊子が望ましいです。
卒業、卒園アルバムや写真集の場合は、外に持ち歩くよりも、家の本棚に大事に保管して、室内でゆっくり眺めるイメージです。ぺらぺらの薄い紙よりも、厚めで重さのある紙の方がページをめくる速度が遅くなり、より写真をじっくり眺めるようになります。
厚みの選択
紙の厚さは70K、90K、135Kなどと表現されますが、一枚の厚みを指す数字ではありませんn。単位の「K」は重さの「Kg」を表しており、上質紙「70K」は全判の上質紙1000枚ぶんの重さが「70Kg」という意味です。
紙一枚だけ測定しようとしても、空気中の水分の影響で伸び縮みして正確な厚さを出しづらいので、ある程度の物量のまとまった重さで紙の厚みを表現します。なかなか数字から厚さがイメージしにくいので、代表的な厚さと使用例を覚えてしまうと良いでしょう。
70はかなり薄手の紙
70~75の紙は、折り込みチラシや新聞紙などと同様の薄手の紙です。ページ数の多い書籍にも使われます。紙の種類にもよりますが、裏の図柄が透けてしまうので、文字が中心の印刷に向いています。一面にフルカラーの写真をレイアウトするような冊子の場合、裏表の色が干渉しあって見づらくなる可能性があります。せっかくの写真を綺麗に見せたいなら、ある程度厚みのある紙を選びましょう。
冊子に大活躍の90
90Kで普通のノート程度のめくりやすいほどよい厚さです。小説、論文集、記念誌、テキストなど、幅広く使われている紙です。コート紙、マットコート紙なら裏写りもしないので写真の両面印刷にも綺麗に出来ますが、アルバムとしては少し物足りない印象になります。ページ数の多い記念誌などに適しています。
アルバムには110~135がちょうどいい
ページをめくった時にほどよい重さとコシがあり、同時に開きやすさも兼ね備えている、ちょうどいい厚さが110Kか135Kです。ページ数の少ない冊子でも厚さが出て、立派な仕上がりになります。
あえて軽く、読み物っぽく仕上げたいという方は90で作ってみるのもいいですが、ページ数が少ないと、寂しい仕上がりになってしまいがちです。
200を超える厚みの紙もありますが、こちらはDMや名刺など、カード状の印刷物に適しています。冊子は「めくりやすい」というのもポイントの一つなので、あまりにも厚くて曲がりにくい紙は不向きです。
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