書籍用紙、ソリストホワイト、ラフクリーム琥珀の比較

本年度の卒業アルバムのご依頼について、予定する冊数を超えましたので停止しています。
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。

公開日：2021/08/18 / 最終更新日：2023/11/08
カテゴリー: 用紙の種類、選び方
タグ: 書籍用紙 , イメージアップ , 冊子印刷の価格 , 用紙

書籍用紙・ホワイト書籍・ニューシフォンクリームの比較

イシダ印刷は、小説や記念誌など書籍の本文用紙に最適な「書籍紙」を3種類、書籍用紙、ソリストホワイト、ラフクリーム琥珀をご用意しております。
この3種類の紙について、特徴や質感などを比較してまとめました。

余白の多いデザインは紙の質感が重要！

詩集や句集のように行間が広く余白の多い紙面や、小説やエッセイのように装飾の少ない文字だけのシンプルなデザインの紙面は、紙の質感が作品の印象を大きく左右します。

写真やフルカラーのデザインの印刷は、インクが乗ったところの発色が気になりますが、モノクロ印刷の文字は、何も印刷されていない紙の余白の質感が気になってくるのです。

白が多いデザインは紙の質感が重要

上質紙はさらさらした白紙のプレーンな良い紙ですが、ビジネス書類でも使われる紙なので、少々堅い印象を抱かれるかもしれません。

小説や詩集など、自分の作品を表現する冊子の本文には高級感のある書籍紙を使うと、上品でクリエイティブな印象の仕上がりになります。パンフレットや会社案内など、シンプルなデザインを個性的に格好良く見せたい冊子にも最適です。

イシダ印刷では、3種類の個性の異なる書籍紙を印刷製本の本文用紙、表紙用紙にお選びいただけます※。

※製本方法により本文、表紙への対応が異なります。詳しくは取り扱い用紙一覧をご覧ください。

書籍用紙は市販の文庫本に使われている本文用紙をイメージするといいでしょう。
さらさらした質感で、淡いクリーム色が長文を読むのに適した本文用紙です。なめらかで手触りのいい上品な紙で、厚みはあまりなく、ページをめくりやすい紙です。

200ページを超えるような書籍の本文用紙には、このくらい薄くてさらりとした紙が読み手を疲れさせません。

上質紙と似ていますが、上質紙より色合いや質感に高級感があり、ワンランク上の仕上がりになります。

ソリストホワイトはナチュラルで上品な白さで、内容を選びません。ラフクリーム琥珀ほどではありませんが、上質紙や書籍用紙に比べると嵩高で、少ないページ数でも冊子の厚みが出せる、高級感のある仕上がりになります。

「重さ」に対して「厚さ」があると、柔らかくて繊維の密度が低い「嵩高」の紙ということになります。
書籍紙の中ではラフクリーム琥珀（ラフ書籍）が最も嵩高で、質感が柔らかいです。厚さがあると裏移りが軽減されるので、漫画の本文にもおすすめです。

※重さは原紙を1,000枚重ねた時の重さ（kg）を表しています

取扱い用紙

書籍用紙は上質紙に比べると少しだけコストが高いですが、コート紙より安価に印刷製本できます。気軽に挑戦してみましょう。
印刷費がどのくらい違うのか、上質紙と書籍紙3種類を比較してみました。

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